こんにちは。堀元です。
僕は大学を卒業していきなりフリーランスになりました。いわゆる新卒フリーランスです。
新卒フリーランスになることを決める前によく言われたのが、
ということです。冗談抜きで85回くらい言われました。
そして、僕は言われる度にこう思っていました。
そうなのです。僕が就職しなかった大きな理由の一つが、企業から教育を受けたはずの多くの社会人が僕より仕事ができないからでした。
ということで、みなさんからのアドバイスをガン無視して、フリーランスになりました。
そんな訳で、僕は一般的な社会人よりも圧倒的に仕事ができると思ってます。
そして、それ故にフリーランスとしてもある程度の結果が出せていると思ってます。
で、この度、仕事ができる人になるためには何をすればいいのか書き残してみたいと思います。
鉄則(1) 即レスしろ。スピード感を持て
仕事ができる人は常に連絡に対して即レスする。メッセージは見た瞬間に返す。これは徹底するべきだ。
そもそも連絡を保留して、メリットなど何もない。
逆に、デメリットはたくさんある。
- 返信を忘れる
- 「なんて返信しようかな?」とか「後であれ返しておかないと」と、問題がムダに頭に残ってしまう
- 相手は返事を待つので、仕事がスムーズに進まなくなる
にも関わらず、即レスできない人が多い。
とか見当違いのことを言っちゃう人が多すぎる。
一時間後ではなく今この電車の5分の間に返信するべきだ。そうすれば相手は仕事を一時間進められるのだから。
鉄則(2) 言葉にこだわれ
指示の意味を曖昧にしか理解しないまま走り出す部下と、伝わってるかどうか確認しない上司。
どっちも仕事できない。
走り出す方向決めである「仕事振り」は、必ずきちんとすり合わせるべきだ。
特に、言葉の意味についてはナーバスになろう。
みたいな、ボンヤリしたアドバイスを何となく受け入れるべきではない。大きく抽象的な言葉の意味を、細かく具体的なところまで噛み砕こう
精神がどう弱いのか、それが発覚したできごとは何なのか、ケアするためにはたくさん説明すれば良いのか、笑顔を見せれば良いのか、ゆっくり話せばいいのか。
曖昧な点を残して走り出すべきではない。自分がどういう行動を取るのか具体的にイメージできるところまで言葉を噛み砕こう。
鉄則(3) 衝突を恐れるな
Noということは難しい。特に、議論に慣れていない日本人には難しい。
しかし、何よりも重要なことだ。
仕事を振る上司は、君の仕事について君ほど理解していない。
だから、振られた仕事を引き受けるべきかどうかの判断は、君が最も正確にできる。
おかしな依頼をされた時に、断るか引き受けるかを考えるのも君の仕事だということを自覚しろ。
これは、君の仕事を果たしていない。こんな仕事の引き受け方をするやつはロボット以下だ。
これが、正しい君の仕事だ。
すぐにこういう説明ができるのが好ましいが、即答できなくても構わない。何かおかしいと思ったら、「おかしい気がします。10分以内に何がおかしいのか言語化するから、ちょっと待って下さい」と口に出せ。
鉄則(4) 「会議で黙る」のはグズ。ムダな会議は欠席しろ。
大企業あるあるなのが、意味のない会議。
会議なんてそもそも
- 自分にとって必要な会議
- 自分にとって不要な会議
の2つしかない。
前者の会議には出席して、有意義な議論になるように積極的に参加すべきだ。
集団の一員として意思を表明し、より納得できる結論に、より正しい結論にたどり着けるように努力すべきだ。
一方、後者の会議にはそもそも出席すべきでない。分かりきったことの確認や、自分と関係ないことの議論の会議には顔を出さないほうがいい。
「この会議は要らないから出席しない。その代わりその時間で成果をあげる」という意思を表明し、実際に圧倒的な結果を出そう。
そんなことをしたら上司に嫌われるって?それで君を嫌う上司も仕事ができないから放っておこう。
鉄則(5) 枝葉も幹も見ろ。現実も理想も見ろ
こんな人は、枝葉しか見ていない。
人は、幹を見ないと希望を持って働けない。
自分の仕事を「ひたすらデータを整理し続ける仕事」だと考えると心が折れてしまう。これは「枝葉」だからだ。
でも、「最適なプロモーション方法を見つけ、日本中を自社のムーブメントに巻き込む仕事」だと考えればきっと楽しいだろう。これは「幹」だ。
資本主義はとにかく大規模化・効率化を求めるから、枝葉ばかりを人に見せようとする。
でもそれじゃダメだ。より楽しく、より良い仕事をするためには、幹も見ないとダメだ。
一方、幹ばかりを見て夢ばかり語るのもいただけない。
という志は大変立派なのだけど、ただのビッグマウス野郎で終わらないためには、そのために今日何するのか?明日何するのか?ということはしっかり見つめないといけない。
どちらか一方ではいけない。幹も枝葉も見よう。夢も現実も見よう。
鉄則(6) 向こうから動かれたら負け。常に動くのはこちらから
「先んずれば人を制す」という言葉があるけど、これは真理だ。
あらゆるクレームは、
こちらから言えば親切、向こうから言われればクレーム
である。
クレーム処理に限らず、仕事は大抵の場合、「相手に先に動かれたから問題になる」ことが多い。
だから、常に先のことを予想しないといけない。「この人はここを不満に思ってるんだろうな」と予想できるなら、先手を打とう。
と、先に言い出せれば、大抵の問題は深刻化しない。
先手を渡さないのが、仕事の必勝法だ。
鉄則(7) 相手に勝とうとするな。一緒に得をしよう
相手と戦っても良いことはない。
上手い交渉術で相手をやりこめて一時的に得をしたとしても、それは長期的には続かないし、不健全だ。
それに、結局誰かが憎しみを抱えることになってしまう。僕はそんな殺伐とした中で仕事をするのは嫌だ。
カーネギーの「人を動かす」が僕はとにかく好きだ。
戦ってもしょうがないから、ひたすらに相手のことを認めよう、ということを繰り返し訴える本だ。真理だと思う。
あらゆる人の意見と人格を尊重して、皆が笑顔になれる道を探ろう。
鉄則(8) 変化を恐れるな。頭を使え。
サラリーマンにありがちなのは、「変化を恐れる」人だ。
言うまでもなく、世の中には完ぺきに完成した組織や仕事のフローはない。
日々、時代に合うように、その時のメンバーに合うように、仕事の仕方はアップデートしなければならない。
今までは上司の承認が必要だったものが、現場の独断でOKにした方が良いかもしれない。
今まで毎週欠かさずやっていた会議も、完全に撤廃した方がいいかもしれない。
そんな考えが頭にボンヤリ浮かんだ時、あなたはすぐに口に出せるだろうか?
組織の先鋭化は、日々の小さな変化の積み重ねによって行われる。
これが実行できないのであれば、組織は腐っていくだけだ。
前提を疑おう。今の当たり前を変えていくことを考えよう。
鉄則(9) ワクワクしろ。君の仕事が世界を作っている
君は毎日の仕事にワクワクしているだろうか?
ワクワクしていないのだとしたら、それは大問題だ。
缶コーヒー「ジョージア」のCMで、こういうのがあった。
世界は誰かの仕事でできている。
このことを意識している人は、仕事が楽しくて仕方ない。
自分の仕事によって世の中が動いているし、自分の仕事が誰かを幸せにする意識があるからだ。
自分の仕事で世の中がよくなる、誰かが幸せになるという意識は、何より大きな達成感とワクワクを生み出す。
だから、ワクワクしていないのなら今の仕事は辞めた方がいい。
あなたは自分で自分の仕事の価値を認めていないのだ。
小さくてもいいから、そう思える仕事を探そう。
そう思える仕事が、天職なのだ。
まとめ
以上、仕事ができる人になるための9原則を書いてみました。
是非皆さんはこれを肝に命じて、仕事ができるようになって下さい。
決して、あと1個が思いつかなかったので10原則にするのを諦めるような人にはならないで下さい。