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むだそくんについて

堀元見24歳、夢は、娯楽界に革命を起こすことです。

人生

僕は、「あなたの夢は何ですか?」という質問を、色々な人にしてきました。

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そして、聞き返される度に、僕は自分の夢に向き合ってきました。

時に表現を変え、時に上手く説明できずに口ごもりながら、何度も何度も夢について語ってきました。

でもあまり、まとまった形で文章にしたことはありませんでした。

今日は、僕が何を実現したいのか、どうして就職せずにフリーランスになったのか、今、何を思って戦っているのか、まとめてみます。

 

夢は「娯楽を、消費から生産に変えること」

僕の一番大きな夢は、「娯楽を、消費から生産に変えること」です。

この夢を実現するためにこれまで色々なイベントをやってきましたし、これからやることも全てこの夢に繋がっています。

 

ダーツは、飽きてしまう

僕は、普通の娯楽が苦手でした。

BBQとか、ダーツとか、ゲームとか、普通の人が延々遊んでいるようなものは飽きてしまうのです。

その理由は、創造性が入る余地が無い(=消費である)ことです。

ダーツって、自分の創造性が入る余地が無いじゃないですか。やるべきことは一個に決まっていて、全く新しい発想とか発見は無い。

僕は、これを消費する娯楽と呼んでいます。創造性が入らない娯楽は、消費する娯楽です。

そして本質的に、消費する娯楽は暇つぶしなんですよね。

別に、ダーツもたまにやる分には良いんですけど、長いこと楽しむのは無理です。新しいアイデアを生み出せないから、僕はすぐ飽きてしまいます。

きっと、本気でダーツにのめり込める人は、創造性を感じられるくらいレベルの高い試行錯誤を繰り返せる人なのでしょう

 

面白いのは、生産だ

本当に楽しいのは、生産の方なんですよね。

ルールなんて何もなくて、自分の好奇心や興味のままに突っ走るのが本当の遊びであり娯楽だと思っています。

ルールの段階から作り上げていく娯楽が、生産する娯楽です。

むだそくん
ピンとこないんだけど、つまりどういうもの?
堀元
例えば、これかな
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目隠しでディズニーランドを周る」というキチガイじみた企画だったのですが、これはまさに生産体験でした。

何しろ、「目隠ししてディズニーランドを周るとどうなるのか?」という前提知識が全く無いので、その場その場でどんどん遊び方を決めていきました。

ちなみに僕が一番面白かったのは、目隠しした奴にカレーを食べさせたり、福神漬をいっぱい食べさせたりするくだりでした。

このあたりも全部その場の思いつきでやっていて、

堀元
目隠しした奴にこれやらせたら面白いな!!あんなこともできるしこんなこともできるな!!

と、無限の思いつきで色んな面白さを発掘できました。

その場の衝動や興味、好奇心で一気にやってみて、新たな面白さが成立していく。

それが「生産する娯楽」です。

 

「生産する娯楽」を実現するために、頭を悩ませた日々

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口で言うのは簡単ですが、この生産する娯楽を皆に楽しんでもらうのはかなり難しいです。

何と言っても現状、消費する娯楽が当たり前過ぎて、生産する娯楽の面白さを理解してもらうのは困難です。

そして、最も難しいのは、生産する娯楽にはお客様の協力が不可欠だということです。

ちょっと映画でも観に行くか!

みたいなノリだと生産する娯楽は楽しめません。お客様にも生産する気概が必要なのです。主体的な参加が必要なのです。

したがって、お客様を上手く巻き込んだり、場の雰囲気を上手く作ったり…と、かなり新しい娯楽作りの要素が必要になりました。

 

例えば、「フェチ×プレゼン」のようなひねくれプレゼンシリーズでは、プレゼンする側と聴く側の境界をなるべく取り払おうとしました。

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自然に対話が生まれるようにしたり、プレゼンターを一般公募にして、お客さんの中からもプレゼンターが生まれるような仕組みにしたり、といった形です。

 

他にも、少人数であえて段取りを全く決めないようなイベントもたくさんこなしました。

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この、「生産する娯楽を生み出す」という軸でやっていく内に、僕は「答え」にたどり着きました。

今年、大小30近くやったイベントの中で、圧倒的に上手くいったものがあったのです。

それは、「二泊三日で家を建てるワークショップ」です。あの村プロジェクトの中の一企画でした。

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自分で言うのもなんですが、これほどまでに上手に「生産する娯楽」を体現した場所は無かったんじゃないかな、と思うのです。

顧客満足度も高かったですし、参加者が皆とてもいい顔をしてくれていたのが印象的です。

 

生産する娯楽が爆発した瞬間

上記のワークショップで、生産する娯楽を体現した瞬間がありました。

それは、参加者の北尾くんが、こう言い出した時です。

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繰り返します。このワークショップは家を建てるワークショップであり、間違っても「お玉を作るワークショップ」ではありません。

にも関わらず、彼は突然これを言い出しました。二日目の昼のことでした。

どういうことか、事情を聞いてみると、非常に面白い答えが返ってきました。原因は、前日夜の食事にさかのぼります。

前日夜の食事で、僕たちは味噌汁を含む3品を作りました。

ところが、持っていくものを最小にするために、僕たちはお玉を用意していなかったのです。(味噌汁はスプーンでよそっていました)

使ったスプーン(底が浅い)
使ったスプーン(底が浅い)

 

さて、そんな状況が彼は気に食わなかったらしく、お玉を作って改善したくなったらしいのです。

 

家を作るワークショップなのに、お玉を作り始めたのです。

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ちなみに、最終的に完成したお玉はこちらです。

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どうですかこの自由さ。

これこそまさに、生産する娯楽を体現した結果だと思うのです。

「家を作る」という設定にすらもはや縛られない、その場の興味で行動する感じ。

何をどうやっても構わない、完全に自由に動ける遊び。

これこそまさに、ワクにとらわれない生産する娯楽です。

 

このワークショップの経験を踏まえて、僕は今後の方向性を決めました。

堀元
このプロジェクトで、「生産する娯楽」の喜びを広げよう…!

だから、僕はあの村プロジェクトに力を入れているのです。

 

「あの村」は、生産する娯楽を皆に届けられる場所

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二泊三日で家を建てるワークショップでは、生産する娯楽が爆発的に生まれました。

ワークショップが終わってから改めて考えてみたのですが、

堀元
あの村プロジェクトは、生産する娯楽の喜びを最高の形で体現できる!!

と思いました。

その理由は、以下の3点です。

 

理由① 自由すぎる山奥

何と言っても、あの村は山奥の森の中にあります。これほど自由な場所は地球上にそうそう存在しないでしょう。

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理由② 何も無いから、何でも作れる

さらに、「何でも作れる」という喜びがあります。どんなものにでも挑戦できます。

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理由③ 「やろうよ!」の文化

そして、誰も止める人がいません。「いいね!やろうよ!」の文化があるコミュニティの中なら、誰もが気楽に「やろうよ!」を口にできるのです。

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だから、僕は「あの村プロジェクト」に集中しています。

この場所で、この上ない形で、生産する娯楽の楽しさを皆さんにお届けできると思っています。

2017年は、あの村プロジェクトを通して、生産する娯楽を広めてみせます。

日本の娯楽界に、革命を起こそうと思っています。

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Ken Horimoto
堀元 見

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