強めのタイトルで失礼します。言語化大好きマンこと堀元です。
「言語化できない」って言葉、皆さんはどう思いますか?
僕はこの言葉、割とよく聞くんですよね。そして、聞く度に、「言ってるヤツ馬鹿じゃねえの?」と思います。
例えば、Webサービスを作りたい大学生の相談を受けている時に
といった感じですね。
これに対して僕はいや、ダメでしょ。言語化しようよ。と答えます。
これ、ビジネスの話にかぎらず、自分の人生について話してる時も同じです。
こんな感じですね。これに対して僕はいや、ダメでしょ。言語化しようよ。と答えます。
何か聞かれたときに「そこは言語化できない」で逃げるやつがいますけど、言語化はしないとダメなんですよ。今日はそんな話。
言語化できてない=論理を持ってない
言語ってめっちゃ便利なんですよ。何らかの論理を追うときに、もっとも厳密に追いかけていける。
図とかは直感的に分かりやすいですけど、厳密に段階を踏んだ論理を追うのには向いてません。
一つ一つ論理を追いかけていき、それぞれの段階の妥当性を検証できるのが言語の素晴らしいところです。
さて、それが言語の特徴なのですが、こういう特徴があるので、ちゃんと論理を考えてないと言語にはできないのです。
言語化できていないってことは、自分の中で論理を作れていないということです。
こういう人の行動は一貫しない。「なぜそうするのか?」が分かってないので、その場その場で気まぐれに行動し、人生がブレまくります。
そう、ブレまくる。こういう人いっぱいいるんですよ。
例えば、「フリーランスになりたい」に対する「なぜそうするのか?」の答えは色々あるでしょうが、
- 実力通りの給与が欲しい
- 朝決まった時間に起きたくない
- 人間関係を自分で選べないのが嫌
などの答えが考えられます。
ちなみに僕の場合は「やりたい企画の決裁がおりるのを待ってられない。やりたいことは24時間以内にやり始めたい。だから上司がいない状態がいい」です。
で、このへんを、自称「言語化できないマン」はしっかり考えない(論理がない)状態で始めてしまうので、
みたいなことになる訳です。
「そんなアホな」って思うでしょ。こういうヤツ実際めっちゃいますからね。「なぜそうするのか?」が明確じゃないから、間違った行動を取り続けるアホ、めっちゃいます。
「言語化が苦手。直感重視」を言うヤツはアホ。頭を使ってない。
あとね、「言語化が苦手なんです。直感タイプです!」みたいなこと言うやつも100万人いるじゃないですか。アレもホントにアホですね。
僕も、何かを決める時はいつも直感で決めますよ。直感タイプです。でも言語化も得意です。
「直感タイプです!」って言ってるアホは多分、それ言っておけば論理を考えなくて済むと思ってるんでしょうけど、違いますからね。
最初の「そうだ!フリーランスになろう!」という思いつきが直感で降ってきて、その後、論理を考えるのが、正しい直感タイプのふるまいです。
思いつきを思いつきのまま放置して行動に移してはダメです。それやっちゃうと、さっきの例みたいな残念な人になります。
「私って言語化が苦手なんですよね。直感重視なんです」は言い訳です。直感重視は大いに結構。しかし言語化はしましょう。ロジックのない人の行動は常に場当たり的でブレまくりです。
暫定解でいいから出せよ。それが知性ある人の生き方だ
- あなたにとって幸せとは?
- 一般に、人はなぜ結婚するのか?
- 正義とは何か?何を持って正義を決めるべきか?
こういった、日常会話で目にすることの少ない【大きな問題】、あなたは答えられますか?それとも「言語化できない」で逃げようとしますか?
「言語化できない」はどんな問題に対しても使える非常に便利な逃げ道ですが、僕は絶対に使わないようにしています。
もちろん、僕もスムーズに言語化できないこともあります。
しかしそんな時も、「何らかの答え」は出します。”今パッと考えただけですが…”という前口上をつけて、暫定解を言います。
そして、人生の中で考えておくべき命題だなと思ったら、暫定解で満足せずに、後日改めて考えてみます。
皆もこうしましょう。「言語化できない」は思考停止です。自分の行動に論理を持たせることを諦める行為です。それは知性ある行為とは言えません。
自分の行動に論理を持たせなかったら、感情のままにフラフラ動き回るだけの生き物になってしまいます。幸せになりたいなら、幸せに向かっていく論理・一貫性を持って行動しましょう。
暫定解でいいから、どんな問いにも答えを出していってみる習慣をつけましょう。
さあお答えください。「あなたにとって幸せとは?」
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