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むだそくんについて

村作りをビジネスにして三ヶ月、起こったことと絶望と喜びをまとめた

新しい遊び

こんにちは。今年の7月から、あの村という月額会員型の村作りサービスを運営しております。堀元です。

もうホントね、最近至る所で言ってるんですが、新しいサービスを作るって本当に難しい

僕は今まで以上に、全ての新しいサービスをする人を尊敬するようになりました。

あの村の規模ですらこんなに動揺することが多いんだから、Webサービスをドカッとスケールさせようとしている人なんてきっと毎日血ヘド吐いてるんでしょうね。お疲れ様です。尊敬しております。

 

さて、そんなこんなで、あの村という新しいサービスを作っている中で発生したことをまとめてみます。

たった三ヶ月とは思えないほど、色んなドラマがありました。

 

大成功のクラウドファンディング

あの村正式オープン前に、クラウドファンディングで支援を募ったのですが、こちらは大成功でした。

100万円集めるぞ〜と思って始めたら、あれよあれよと言う間に150万円を突破。

さらに、実はクラウドファンディングとは別に、応援してくださる方からお金を出してもらい、何だかんだで合計300万近いお金を持って滑り出すことに成功しました。

今だから正直に言いましょう。調子に乗りました

堀元
ホラ!このサービス行けるやんけ!!

と、成功を疑わなかった訳です。

しかしまあ世の中、何でも完璧にトントン拍子なんてことはあり得ないもんです。色んなことが起こります。

 

スタート企画でいきなり体調不良

あの村をサービス開始する直前、

堀元
せっかくだから何かインパクトあることしてスタートしたいですよね!

ということを、副村長のナナシロさんに伝えた結果、

移住後最初の3日間、その辺の草とかを食べて生き残るという正気とは思えない企画が生まれました。

そのゼロ日目、始める直前の動画がこちらです。

あの村さんの投稿 2017年7月10日月曜日

 

続きが気になる方はあの村の動画一覧から一部始終を見たら良いと思うんですけど、まあ結果から言うと、僕の体調不良で断念しました。

この話をすると、

むだそくん
ほらー、変なもの食べるから!サワガニとか食べてるせいだよ!

と言われるのですが、断じてそうではありません。

なぜなら、ゼロ日目(開始前)から既に体調が悪かったからです。

そう、僕は移住前から既に風邪を引いていたのです。変なもの食べたせいではない。

 

しかしまあ、告知してしまった以上、予定通りの日程でやらねばならぬということで、予定通りやり始めました。

が、体調悪い+一生懸命食べ物を探す(慣れない作業)+サワガニや野草(慣れない食べ物)は最悪の組み合わせでした。体調は悪化の一途を辿ります。

 

二日目の僕(右、ぐったり)

 

で、二日目の朝、開始33時間にしてリタイアしました。いやあ。人生思った通り上手くいきませんね。

 

ちなみに余談ですが、風邪でなく血糖値の低下で体調が悪いんじゃないかと仮説を立てた僕は、二日目の朝にこっそり砂糖を舐めていました(調味料は使用OKというルールだったので、ギリギリセーフなはず)

すると、「ああ…!甘い…!」とホッとしました。ロクなもの食ってない中で砂糖を舐めると安心します。

Tips: ロクなもの食ってない中で砂糖を舐めると安心する

 

ただし、体調は一向に改善しませんでした。糖分で風邪は治らない!

Tips: 糖分で風邪は治らない

 

意外なトラブルの連発

あとね、とにかくトラブルが多い。「あの村」は始める前に何ヶ月もありとあらゆる展開を考えて、色んな事態を想定していたんですけど、それを越えてくるトラブルの大量発生。

 

トラブル① 地獄の脱輪

もうね、とにかくね、脱輪が多い。大小合わせて6回ほどの脱輪トラブルがありました。

こんなんとか、日常茶飯事です。

この手の脱輪は、それなりに人手がある時なら、「皆で全力で持ち上げる」というアホみたいな解決法が一番ラクだということを学びました。もう慣れっこです。

 

そして、一番ひどかったのはこれ。

横の斜面に軽トラが転がり落ちる形で脱輪したもの。

引き上げようにも、

地元の人
う〜ん、俺のユンボで引っ張ることはできるけど、そのまま谷底に転げ落ちそうだよね…危ないからやめた方がいいな
堀元
ですよねえ…

と、悲しい会話をすることになりました。

 

結果、重機を扱うプロの会社に、二台の重機を動員してもらって、一斉に引っ張って助け出すという一大救出劇を行いました。

引き上げには、13万円くらいお金がかかりました。

予想外の出費すぎて笑いました。村作りにはこういう謎の出費がつきものです。

ちなみに、落とした時運転してたのは僕なので、誰も責められません。ただただ悲しみを負うだけです
こういう予想外の出費がめちゃくちゃあったので、あの村はめっちゃ財政難です。近々またクラウドファンディングとかでお金集めると思います。皆、オラに力を貸してくれ…

 

トラブル② 雨が多すぎる

オープンパーティからして雨だし…!

 

ワークショップも雨降るし…

 

今年、千葉県は8月の31日のうち、20日くらい雨だったそうです。

あの村の村民の間では、僕らがあの村を始めたせいで関東は雨が多かったともっぱらの噂です。とんでもない風評被害だ。

 

トラブル③ 土地の境界線の認識

普通、都会の土地って区画がはっきりしてるじゃないですか。

間違って隣の家に入っちゃうことってないですよね。

ところが、田舎の山林ではありがちなのです。

こんな場所の境界線など分かる訳がない

 

どこを見ても森、森、森。

誰の手も入っていない場所だったので、境界線がどこなのかさっぱり分かりません。

結果、土地の境界を示す公図とにらめっこしながら、ここはあの村の土地のはずという場所を使っていました。

 

すると、

地元の人
そこお前らの土地じゃねえぞ!!!
堀元
ええ……マジか……すみませんでした…

ってなりました。

皆、田舎で村を作る時は、面倒だけど土地を接している全ての持ち主と境界線の確認をした方がいいですよ!明日使える豆知識です。

 

トラブル以上にたくさん生まれる楽しさ

むだそくん
トラブルだらけで全然楽しくなさそう…

と思われるかもしれませんが、それ以上に楽しいこともいっぱいありました。

 

楽しいこと① あの村が成立する手応え

一番うれしかったのは、あの村というサービスがちゃんと成立していく手応えがあったことです。詳しくは下の記事に書きました。

関連記事

 

あの村は、他に類を見ない、

  • 月額会員制
  • 顧客が自分からアイデアを出して村作りを進める
  • どんな村になるかはアナタ次第

という、他力本願サービスです。

最初は、そんなもん上手くいくわけないじゃん。もっとお前らが色々準備して、客をチョロリ遊ばせる場所にしろよ、という旨の批判が大量に来ました。

 

が、結果として、あの村の村民は立派に

こういう物置作ろうぜ!!
こういうトイレ作ろう!

と、どんどんアイデアを出して形にしていっています。

すごくないですか?これ。

CADで手の込んだ設計図まで作ってくれる力の入れようです。

僕たちの仮説は間違っていなかったのです。全力で何かを作り上げることに価値を感じてくれる人が、確かにいたんです。

新時代の娯楽としてのあの村は、少しずつだけど確かに動き出しているんです。

 

楽しいこと②ワークショップが毎回すごくいい

あとね、ワークショップが毎回すごくいい空気になって最高なんですよ。

ワークショップはいつもあの村らしい構成を意識して、なるべくガチガチに固めないで進めるようにしています。

ツリーハウスに至っては、

堀元
一応設計図も準備してますけど、皆さん次第ですからね!無視してもOKです!

というとんでもない仕切りで進みました。

そして、ホントに設計図とぜんぜん違う形に着地しました。非常に面白かったです。

お客様も皆とても満足して下さって、アイデアが形になるのを楽しんでくれていました。

 

楽しいこと③ 周囲の皆に救われる

そして何より、周りの皆に救われています。

上述の通り、ツリーハウス作りワークショップは、設計図と違うところに着地する可能性を加味して準備しないといけません。

これ、普通にガチガチに準備するのの8倍くらい大変です。

そんな大変な準備を頑張ってくれたのは、スタッフのゴリくん。

 

ゴリくん

ゴリくん

 

堀元
参加者の要望も上手く取り入れられるような柔軟なツリーハウスで、しかも二泊三日で完成するようなものを設計してくれ!

という僕の衝撃の無茶振りを受けて、ゴリくんは震えていました。

ゴリ
お前めちゃくちゃ言ってるの分かってる?
堀元
分かってる!!すまん!!ゴリならできる!!よろしく!
ゴリ
てめえ…!何を根拠に言ってやがる…!

 

キングオブ無茶振りでしたが、しかしまあ見事にそのワガママに答えてくれて、素晴らしいワークショップにしてくれました。いつもありがとう!

彼は無茶振りに応えてくれることが分かったので、次あたり「予算5万円で、高級ホテルに負けない居心地の部屋を作ってくれ」とか言ってみようと思います。

 

副村長のナナシロさん

どうみても熟練の竹細工職人なんですが、東京生まれ東京育ちのシティーボーイ。

そんなギャップと、持ち前の明るいキャラクターで、村民の皆様にも非常に慕われていました。

あの村のYouTubeチャンネルの運用や、村を作りたい人のためのWebマガジン「ムラマガ」の運用もしてくれていました。

常駐スタッフは僕と彼の二人だったので、夜に星空の下、お酒を飲みながら一日の振り返りをすることが多かったです。

堀元
今日体験に来てくれた◯◯さんはめっちゃ良かったですね!
ナナシロ
あの村的だよね。最後勝手に階段とか作り始めてたもんね
堀元
2時間くらい夢中で作り続けてましたねww

そんな感じ。あの村というサービスについては、文句なしに一番長い時間ナナシロさんとディスカッションしてきました。

Webサイト作り、クラウドファンディングページ作り、実際のサービスの運用まで、常にナナシロさんと話しながら作り上げてきました。

その活躍に、心から感謝しています。

 

村民の皆様

上にも書きましたが、「あの村」という新しすぎるサービスに対して、たくさんのツッコミを受けました。

僕たちも時々揺らぎます。

しかしそんな時に頼れるのは、いつも温かく頼れる言葉をかけてくださる村民の皆様。

「◯◯をやった方がいいと思うんですよね〜」と言いながら、どんどん改善案を投げてくれるし、どんどん村自体を盛り上げてくれます。

 

最近よく考えるのが、顧客を味方につけるビジネスは楽しいということです。

キングコング西野さんとか、SHOWROOM前田さんとかが「スナックは最強のビジネスモデルだ。ママが酔いつぶれて寝てしまっても、常連が助けてくれる」というようなことを主張していますが、まさにその通りです。

僕らはいつも、僕らの曖昧さや、できていない部分を村民の皆様に埋めてもらっています。

村民の皆様、いつも本当にありがとうございます。今後もとてもユルい感じで運営していきますので、穴埋めをよろしくお願いします。

 

 ヤギ「しろみ」の死と、一連の顛末

さて、そんなこんなで喜びも悲しみもいっぱいあるあの村なんですが、最近起こった大きな事件として、ヤギの「しろみ」の死があります。

これは非常に悲しく、そしてあの村が今後に向けて大きく揺れる事件になりました。

あの村のヤギ「しろみ」が先日、息を引き取りました。

8月にもらってきてからほんの2ヶ月後、早すぎる別れでした。

経緯については、村民向けに話をまとめた文章(原文ママ)を転載します。

【ご報告】
あの村のヤギ、「しろみ」が、去る10/7に死亡しました。
死因は、首輪につけていたロープが足元の竹に絡まって一歩も動けなくなり、一昼夜冷たい雨に打たれて、低体温になったことです。
10/6の夕方まではピンピンしていたので、その後に絡まって動けなくなったものと思われます。
僕達スタッフは、10/6の夕方に村を留守にして、夜遅くに戻ってきたのですが、あまりにも雨が強く駐車場から村に戻るのが困難だったため、駐車場で車中泊をしておりました。
6日の夜にあの村に戻って様子を見ていればと思うと、後悔してもしきれません。
10/7の朝はまだ息があり、急いで獣医さんのところに運んだのですが、点滴を受けている途中に息を引き取りました。
ご報告が遅くなりまして大変申し訳ございません。先ごろまで、しろみをくれた元の飼い主への謝罪や、しろみを育てていた皆様への挨拶、しろみの遺体の埋葬等を行っておりまして、ようやく落ち着いたので皆様へのご報告となりました。
しろみの名付けに関わって下さったり、可愛がって下さったりした村民の皆様に、心より謝罪申し上げます。
しろみを死なせてしまい、「ロープを首輪につなげる」という体勢をもっと早く改めておけばよかったと強く反省しております。
今回のようにガッチリ絡まることは少なかったものの、ロープが絡まるようなことは何度もあり、今回の自体は予見できたことでした。
生き物を扱うにあたり、油断は禁物で、100%万全な体勢作りをしておくべきだったと猛省しております。
次に生き物を飼うときは、100%万全だったと言い切れるような管理体制を敷けるようにお約束致します。
今回は村民の皆様のご期待を裏切るとともに、悲しい思いをさせてしまって本当に申し訳ございませんでした。
このようなことが再発しないように、気を引き締めて参ります。
どうぞ今後ともあの村を、よろしくお願いいたします。
「あの村」村長 堀元

これはものすごく悲しかったです。自分の無能に腹が立ったり、ほうぼうに申し訳なかったり、とにかく悲しい事件でした。

そしてこの後、事態はより悪い方向に動き出します。

 

ナナシロさんの不調

副村長のナナシロさんが、村に戻れないのでしばらく療養する、という結論を出します。

まあ心身の調子を崩したのなら当然仕方ないと思い、ちょっと様子を見てまた連絡取り合いましょう、と話を終えました。

この時の僕の認識だと、まあ1〜2週間様子を見て落ち着くのを待ってもらおう、という感じ。

ところが。

 

ナナシロさん婚約&移住発表

Facebookで突然の婚約&移住発表がありました。これには僕も面食らいました。マジか。

この時点で、全く何も聞いてなかったですからね。

お笑い芸人が、相方の結婚情報を新聞で知ったみたいな話ありますけど、なんとなくその心境でした。

 

サスガにビックリした僕は、チャットツールでナナシロさんに聞いてみます。

堀元
Facebook見ました。しばらく療養、の期間、僕の感覚では1週間とかそういう単位かと思ってたのですが、本格的にロングスパンで村業務からは離れる、という認識でよろしいでしょうか?

 

回答はこちら。

ナナシロ
そんな早くどうこうならんわ…。
とにかくどれくらいになるかわからんけど、「村へ戻れる」と思えるタイミングまで離れたいので、給与体系を変えたいっす。
婚約者とは最終的に「あの村」へ移住する方向で話し合いを進めているので、戻ることは確実。だが、はっきり言ってまったく先が見えん。

さきに突っ込まれたので後出しになってしまってそれは悪いと思っているけど、しろみについて自分が村にいられなかったことを責めていると同時に、僕のこともあるしいろいろ事情があったにせよ、はっきり言って村長が生物の命を預かる人として不適格だと思ってしまって、たぶん今あったら確実に手が出てしまうので、それもあって「あの村」と村長と距離をおきたいっていうのがあります。

僕がやたらと神経質であることは分かっているけれども、もう体が拒絶しまくっているので、そこは理解してほしいっす。

ホリケンのことはめちゃ尊敬しているし、面白いっていうのは今も変わらないし、あの村事業部に関わりたいのも、つくってあそぶの一員でいたいのも変わらないけど、どーーーーーにも体がついていかないのです。

 

はっきり言って村長が生物の命を預かる人として不適格だと思ってしまって

この部分を読んだときの、僕の怒りと悲しみはすごかったです。

 

怒りと悲しみを、文章に替えて

僕はこういう時(感情的にバトルになってしまいそうな時)はすぐに言い返さず、クールダウンをしてから返事をすることにしています。

2時間の時を置いてから、返事をした内容がこちら。

堀元
諸々わかりました。まず、しろみのこと、気づけなくてすみませんでした。僕も何度も、死の前夜に様子を見にいっていればと後悔しました。
そして、改めて言いたいこと言いますね。この部分に関して。

僕のこともあるしいろいろ事情があったにせよ、はっきり言って村長が生物の命を預かる人として不適格だと思ってしまって

こういうトラブルの時、僕は言い争いに意味がないと思ってるので、いつもただ謝るだけで終わらせますし、特に言い返しもしません。未来の話だけします。

ですが、僕もナナシロさんをめちゃくちゃ尊敬していますしこれからもずっと一緒に仕事ができたらいいと思っていますので、言い返したいことを言い返すことにします。黙ることによって禍根を残さない方がいいなと判断する程度には怒り&悲しみを感じました。

だから最初にことわっておきたいのは、これは【沈黙して禍根を残したくないから言い返す内容】です。あんまり意味ない僕っぽくない発言です。こうだから今後どうだ、という話ではありませんので、気になる部分があれば追求してください。なければスルーでOKです。
給与の話とか今後の仕事内容の話については、もうちょい考えさせて下さい。明日朝には返事します。

まず、共有できていなかった先週の詳細な動きについて。

・突然の予定変更で誰も村にいなくなった4日(水)、ミーティング終了後に僕はそのまま深夜2時まで運転して村に帰りました。

・夜に東京で用事を入れていた5日(木)、村の作業を進めつつ、夕方村を出ました。出る前にとりあえずの現地チェックだけはしました。もちろんその中にはしろみのチェックもありました。

・東京で資材をもらったり、打ち合わせしたりした後、6日(金)の夜発でゴリと一緒に村に戻りました。豪雨だったので、エスティマで寝ることにしました。

・7日(土)の朝、車から小屋に戻ると、しろみが倒れて衰弱していました

という経緯です。

僕は、可能な限り頑張ったつもりでした。なるべく村を空けないようにスケジューリングして、ナナシロさんの不在もなるべくトラブルにつながらないように頑張ったつもりでした。

僕はこの点において、責められるべきなのでしょうか。

 

また、しろみに対しての愛着について。

僕は、ナナシロさんほどしろみを溺愛していなかったかもしれません。そもそも僕は動物を可愛がる心がそれほどないのかもしれません。

だからといって僕が、しろみを適当に扱っていたとお思いですか。死んでも構わないぐらいに扱っていたとお思いですか。

たっきーさんが、「あの村の人たちならきっとかわいがってくれる」と言ってトントン拍子でヤギをくれたこと、まだ乳離れしていなかったしろみを見せてくれたこと、僕は全てに本当に感謝しています。

だから絶対に、僕はたっきーさんの思いを足蹴にしたくなかったです。

たっきー邸の皆も、しろみをかわいがっていたことを知っていました。そんなたっきー邸に、今回の死の経過報告と謝罪をする僕の足取りが、軽かったとお思いですか。

たっきーさんに何度も頭を下げながら自分を責めていた僕は、まだ責められるべきなのでしょうか。

以上、長いのにあんまり意味のないポエムですみません。
おっしゃる通り、しろみの死の責任は僕にあります。しかし、「その言い方はあんまりなんじゃないの」とすごく悲しみに打ちひしがれたことはご理解頂きたいなと思いました。

 

という、長い文章を送りました。

 

和解

ナナシロさんから返ってきた返答。

ナナシロ
よくわかりました。

これは思ったときにすぐに言うべきだったと思うけど(これ、ホリケンが一番嫌うやつだよね。ごめん。)、ホリケンは、もちろん経営者というポジションがあるからだと思うし、性格もあるのだと思うけど、とにかく自分の生の感情っぽいものを見せないなと思っています。

普段喋っている分には「サイコパスっぽい〜」で笑って済みますが、しろみの死について詳細説明を無しにいきなり「死にました。謝りに行ってきます」だったので、この男には人の心がないのかとすら思ったのです。

馬場くんが僕のこの数日の荒れ具合を一番良く知っていると思いますが、「ホリケンはビジネスマンだから経営的に一番良い選択をとるのが仕事なわけだけど、それゆえに人としては尊敬できない」などと馬場くんに漏らしてすらいました。

それくらい僕はショックでした。

でも、僕がいないということがいかに村の業務に打撃だったかや、当日どんな思いでホリケンが動いていたのかは今のでとてもよくわかりました。

僕も全然わかっていない部分がありました。一方的になじるような言い方をしてすみませんでした。

禍根を残さないという件、ホリケンが強く思っていることはわかっているので、僕ももう禍根を残さないです。

というか、これから楽しいことをやっていく会社のはずなのに、意味わからんメンヘラ社員の大暴れで嫌な空気にしたくないっす。

ので、ちょっと時間かかるとは思うけど、またきちんと村で一緒に仕事をしていけるようになりたいです。

 

ということで、和解(というよりも、誤解の解消を)しました。

 

今回の反省と振り返り

それにしても、このナナシロさんのフィードバックを見る限り、やっぱり僕は人の心を持ってない奴という認識をされやすいようです。

そういえば昔、学生団体を崩壊させた時も最後は結構そんな感じでした。「お前には人の気持ちが分からない」みたいなこと言われたなあ。懐かしい。

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僕、エモい文章書くのは割と得意なんですけど、何でこんなことになるんだろう?と改めて考えました。

僕は、ネガティブなことがあった時は、エモい文章を一切書かないようです。

元々、「悲しんでます」とか「辛いんです」とかそういうアピールが嫌いでした。面白くないから。

だから、悲しいことがあった時はなるべく取り乱さないようにしつつ、今後の対応についてだけ話す習性があります。

逆に、クラウドファンディング成功しました!皆ホントにありがとう!みたいな嬉しい時はめちゃくちゃエモい文章書いてたんだけどね。

 

ということで、今後は何かネガティブなことがあったときも、ちょっとだけ感情を言語化していこうかなとも思ってます。

要らない内部紛争を減らすためにも。

目指せ、サイコパスからの脱却。笑

 

今後のあの村のこと

さて、ナナシロさんは復帰までそれなりの時間を必要としそう、ということであの村の体勢はこれから大きく変わります。

まず、ものづくり担当のゴリくんが、常駐スタッフとして居住し始めます。これで今まで以上に無茶振りができます

役割分担的には結構分かりやすくて、僕が全ての発信とか管理業務をして、ゴリが設計とかものづくり関係とかをする、ということになりそうです。

体験入村に来た人の対応なんかは二人でやっていく感じですね。

 

今後のあの村の課題としては

  • ストーリーの可視化(村ができていく様子をより分かりやすく)
  • 村民コミュニティの強化(皆がもっと協力して何かを生み出していくように)
  • 村民の獲得(もっと多くの人にあの村というサービスを味わって欲しい)

あたりがあります。

 

いずれにせよ、「あの村」は次世代の娯楽としてめちゃくちゃ面白いと思うんですよね。

むだそくん
ああ〜。次は何を作ろうかな!?発電装置かな!?

っていう、週末のワクワクを持つこともできるし…

むだそくん
この小屋、俺が設計したんだぜ…!

って、満足感に浸りながら友達に自慢することもできる。

 

なんとなく話題のスポットに行って、なんとなく楽しんで終わる休日の使い方よりも、自分たちの村をつくるという、大変だけど物語性のある休日の方がずっと良いのではないでしょうか。

 

ということで、結局最終的に宣伝しますが、あの村に興味が湧いてきた方は、あの村の公式サイトから体験入村を申し込んで下さいませ!

体験入村は、日帰り3000円、宿泊5000円というお金を頂戴しておりますが、あの村らしい独特の体験ができることを保証致します。

一緒に村、作りませんか?

 

 

author
Ken Horimoto
堀元 見

インターネットおもしろ雑文オジサンとして生計を立ててます。(性格が)悪そうなヤツはだいたい友達。

最近の主な収入源はnoteの有料マガジン『炎上するから有料で書く話』です。記事が面白かったら投げ銭がてら購読してください。

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