フリーハゲ、皆さんやってますか。「フリーハグ」じゃないです。「フリーハゲ」です。
今日やってきたんですよ。渋谷ハチ公前で。日差しが暑い中、3時間やってきました。
「フリーハゲ」とは?
- 渋谷駅前で「ご自由に刈って下さい」というプラカードを持って、バリカンの横に座ります。
- 通りすがりの人に、自由に髪を刈ってもらいます。
- 刈られた結果、ハゲ(というか坊主)がこの世に一人増えます。
- 世界にハゲが広まります!
凄いバカバカしさですが、僕が手掛けるものっぽくて気に入っています。
結果から言えば、80人ほどの人に刈ってもらうことに成功しました。
大体の流れ
こういう状態の堀元が、「好きなところを刈って下さいー!」と道行く人に声をかけていくと、
真ん中を刈られ…
なんかもう凄い勢いで刈られ…
こうなりました。
刈られてるところ!
とどめを刺してくれたお兄さん達と記念撮影!
と、だいたいこんなイメージで進んだ一日でした。末代までの恥を晒しました。
今日はこのフリーハゲの一部始終について書いてみます。
企画の発端-「響き」と「写真」が理想
これ、元はといえば友人と飲んでるときに「フリーハグ、全然おもしろくないからバカにしたコンテンツ作りたい。フリーハゲ、とか」という話をしたのがはじまりでした。
コンテンツは何も思いついてないのに、「フリーハゲ」という響きが口をついて出ました。
僕は昔からそうなんですけど「響き先行」で、何か良い言葉が浮かんだ!ってなったらそれを活かしたくてしょうがないんですよ。
フリーハゲも完全に響き先行です。この響きを日本中に発信したい!
具体的なコンテンツは何も思いついてない状態で、「フリーハゲ」という響きから企画を作っていきました。
「渋谷の通行人にバリカンを渡して頭を刈ってもらえばいいんじゃね?」と思いついたあとは、
となりました。
なんと言っても、この企画は写真が面白いですからね。
「ハゲの写真」が既に少し面白いのに、渋谷の雑踏でハゲがどんどん生み出されて、一列に並んでいく写真、面白くないはずがない。
フリーハゲについて考えたときに「ハゲ、並ばせたいな」という欲求が生まれ、それを愚直に実行したのが今回です。
「ハゲ」って、言葉も面白いし絵も面白くて最高ですよね。これはやるしかない。実行を決めました。
実行までの流れ-警察の許可は取れなかった
実行を決めた後、道路の使用許可を取れないかと思って、渋谷警察署に電話しました。
バリカンで通行人に頭を自由に刈ってもらうという遊びです!
ということで、通行の妨げにならなければ大丈夫というニュアンスを感じたので、通行の妨げにならないようにひっそりやりました。大人だからね。建前を見抜いて、怒られないギリギリを狙えるよ。
できればブルーシート敷いてやりたかったですが、それをやると速攻止められるらしいのでブルーシートは諦めます。立った状態でバリカンと看板を持って通行人に呼びかけました。
こだわりポイント-横で「フリーハグ」しててもらう
今回の企画をやるにあたって、のべ1100人以上の人とフリーハグをしてきたという原田里史氏の協力を得ました。
この人。原田さん。フリーハグを用いたコーチングを生業にしていて、正真正銘フリーハグのプロ。
この原田さんがフリーハグをしている横で、フリーハゲをやりました。その方が対比が聞いて面白いかなと思ったからです。
よく見ると、さっきの写真にも写り込んでます。
ただ、結果としては、僕らのフリーハゲが圧倒的に目立って客を食われてしまい、
- 「普段よりやりづらかった」
- 「フリーハゲの面白さにも貢献した気がしない」
- 「オレがいた意味ある?」
などと言っていました。申し訳ないことをしました。
当日やってみての発見
以下、当日やってみての発見を、列挙してみます。
発見①意外に皆ノリノリ!
「ここ日本なの?」ってくらいノリノリの人が何人かいらっしゃいました!
こちらのお姉さん。バリカンを渡すと快諾で刈り始め…
頭を一周…
バリカンに挟まった髪の毛に爆笑!
記念撮影にも快く応じてくださいました!そしてこの笑顔!
冒頭の僕の写真もなのですが、刈った人の笑顔に反比例してハゲの顔は死んでいくようです。
発見② 女子高生の無敵さを感じる
僕は女子高生が大好き(性的な意味ではない)なのですが、それは無敵さを感じるからなのです。
今回最もノリノリだったのはこの女子高生二人組です。
「私、◯◯委員会だからこういうの得意だよ(爆笑)」
「ほら、ここを重点的に刈って平地にして……(堀元聞き取れず)」
「ここ、◯△×に似てない?www ここが■◯でさwww(堀元聞き取れず)」
びっくりするぐらい聞き取れませんでしたが、このテンションの上がりように僕も大変嬉しくなってしまいました!
このくらいテンション上がってくれないと、フリーハゲのし掛けがいがないですからね!
他にも多くの女子高生にテンション上がってもらいました!
やっぱり僕は女子高生が大好きです!(性的な意味ではない)
発見③ 知り合いが刈りに来てくれる
「こんにちは!覚えてる!?」という方に来ていただきました。
0.5秒くらい間をおいて、「ああ!昔BBQでお会いしましたよね?」となりました。
久しぶりの再会が繰り広げられるフリーハゲ!楽しい!
親しくさせて頂いている先輩企画屋は、奥様を連れて来てくださいました。こんなところに夫婦で来なくてもいいのに……。
他にも、10名くらいの知り合いに来て頂きました。
渋谷って結構色んな人が歩いてるし、来やすいので、「あいつハゲになるなら行ってやるか!」という心境になりやすいらしいですね。
発見④ 圧倒的な満足感!
もはや理由は言語化できないんですが、全部刈り終わった後の気持ちよさは半端じゃないです。
- 頭が涼しい!
- 何十人もの人に刈ってもらえて嬉しい!
- 新しい人との出会いがあった!
- 一緒にハゲになった仲間との「戦友」感
等の要素が組み合わさって、最高に気持ちよかったです。
すごくない?こんな末代までの恥さらし企画で、最終的に「爽快感があった」っていう結論に達するの、予想外すぎない???
まとめ
そんなこんなで、フリーハゲをやっての速報でした。
- 警察からは「道路でやることじゃないですよね?」って言われる
- フリーハグの人からは「オレがいた意味ある?」って怒られる
- 女子高生が大好き(性的な意味ではない)
こんな、色々な発見があった一日でした。
今後も、こういうしょうもない企画を繰り返して行きますので、ぜひ堀元見のTwitterをフォローしておいてくだいますと幸いです。