こんにちは。非日常クリエイターの堀元です。
突然ですが皆さん、「日曜日よりの使者」という名曲をご存知ですかね?
ザ・ハイロウズの曲なんですけど、この曲には「ヒトを傷つけるってどういうことか」のメッセージが詰まっています。
今日はこの曲について。
適当な嘘をついて、その場を切り抜けて
僕が特に好きなフレーズが、この部分。
適当な嘘をついて その場を切り抜けて
誰一人 傷つけない 日曜日よりの使者
「適当な嘘をついて その場を切り抜ける」って普通、いい意味で使わないですよね?
っていう場合、基本的には批判の目を向けているはずです。
ところが、この曲では、プラスの意味で使っています。
「適当な嘘をついて その場を切り抜け」れば、「誰一人傷つけない」ことができるんですって。
僕は、初めて聞いた時にすごく関心しました。その通りだと思います。
本気の言葉って、大なり小なり誰かを傷つけるんですよね。
本気の言葉は、誰かを傷つける
僕は、掛け値なしに本気の議論が好きです。命を削ってするような議論が好きです。
親しい友人と話す時、人生について語ることが多いです。
そしてそんな時、相手を傷つけることもあるし、僕が傷つくこともあります。
本気度が高ければ高い程、言葉は誰かに刺さってしまうのです。
この記事は僕の「本気の言葉」が詰まってました。「安定志向を胸に抱いて、やりたいことやれないのって損だよ」という記事でした。
でも、この記事は結果として人を傷つけました。
というような反応をもらいました。
僕はこういう反応をもらうとやっぱり寂しいですが、「本気の言葉」である以上仕方ないとも思っています。
「適当な嘘」は誰にも刺さらない
一方、「適当な嘘」は人を傷つけないですよね。
僕は本気の議論も好きなのですが、適当な嘘も好きです。
100%嘘だとお互い分かっていながら、設定に乗っかって軽口を叩くのが好きです。
先日、銭湯に入る時に、こんな軽口を叩きました。
こういう軽口って、誰も傷つかなくていいですよね。少しも疲れないし、厳しい毎日の中の癒やしになってくれる。
たまに「適当な嘘」に浸かるのも良いんだぜ
「日曜日よりの使者」は、曲が生まれたエピソードも有名です。
ハイロウズのボーカル、甲本ヒロトが自殺を考えていた時に、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」がテレビから流れてきて、大笑いして自殺を思いとどまった。
その時に書いたのが、日曜日よりの使者である。
というものです。
真偽は明らかではありませんが、いずれにせよ日曜日よりの使者のメッセージははっきりしています。
「本気の言葉」に疲れたら、たまに「適当な嘘」で癒やされてもいいんだよ
そんなメッセージが込められています。
自殺を考えていたヒロトが、ガキの使いやあらへんで(適当な嘘)に救われたように、時には適当な嘘の中で癒やされても良いはずです。
人生について考えすぎて、本気の言葉に疲れた時、あなたも適当な嘘を楽しみましょう。
それが、心のために良いことです。
僕は本気の言葉が好きですけど、疲れた時は適当な嘘に癒やされています。
「適当な嘘」っぽい記事
ちなみに、今回の内容を書くにあたって、僕のブログで一番適当な嘘っぽい記事は何かな?と探してみました。
これでした。
びっくりするほど、なんの毒にも薬にもならない内容ですが、きっとこういうのが適当な嘘なのでしょう。
意識高いブログを巡回してる人とか、疲れてる人は是非ご覧ください。