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むだそくんについて

業務効率化オタクが、バチバチに生活を最適化するべく部屋を設計した話

仕事論

「なんか最近テンション高いですね」

友人に、そう言われた。自覚はなかったので、「そうかな?」と返答した。

 

僕は最近テンションが高いらしい。その理由はおそらく、部屋をバチバチにチューニングしたことだろう。

そう、ここ2週間くらいかけて、部屋の設計をめちゃくちゃ考え、改造した。PCの作業環境はもちろん、生活家具やその他の細かいアイテムに至るまでこだわって整備した。

僕は業務効率化オタクである。使いやすく効率のいいシステムを作ることに無上の喜びを感じる。

 

そんな僕だが、久しく「部屋の効率化を考える」という行動をしていなかった。

一畳半の物置に住んでいたり、千葉の山奥に住んでいたりしたからだ。これらの住居はどちらかというと生存するのが精一杯という感じで、効率化以前の環境だった。(それはそれで楽しかったけど)

 

そんなギリギリな環境から生還し、現在は割とまともな家に一人暮らしをしている。

そして「せっかくまともな家があるのだから」とこの度、自宅を最高に快適で効率のいい暮らしができるようにチューニングした。

かなり効率が良い部屋になったと思うので、同じく生活の効率化に興味がある人はぜひ参考にして欲しい。

 

基本方針

以下、部屋の設計の基本方針について述べる。

 

重視しないもの

まずは「重視しないもの」を列挙しよう。

  • オシャレさ
  • 人を呼んだときに自慢できる感
  • 服、ファッションの充実
  • 「ていねいな暮らし」的なスローなもの全般
  • 「見せる収納」みたいなムダなデザイン性

 

ざっと見れば分かるように、目指す像は「健康派カフェと真逆の場所」である。

一般に、「なんとなくオシャレ」と「機能性に優れる」はあまり両立しない。間接照明などが好例だ。「明るくする」という機能を考えるなら、直接照らせばいい。オシャレさのために間接にするな。

普通の人は「なんとなくオシャレ」と「機能」のグラデーションの中のどこかに足を置くのだけれど、今回僕は「なんとなくオシャレ」を完全に切り捨てた。機能性のみを追求するので、機能が十分ならどんなクソダサい家具でも使う

お気に入りの家具でリラックス空間を作る☆」みたいな思想は完全に捨てよう。家具のデザインなど何でもいい。我々にとってのリラックス空間とはデザインに宿るものではない。機能が最高であればそこにリラックスは宿るのだ。

「機能美」という言葉がある。機能を追求していった結果、見た目にもある種の美しさが宿るという意味の言葉だ。我々が今回目指すのはまさにここだ。オシャレアイテムを集めるのではなく、機能を求める。結果として美が生まれるのを願おう。

 

重視するもの

続いて、「重視するもの」。

  • 生活の効率(ムダな動きの排除)
  • 収納の効率(使用頻度に応じたアクセス性)
  • PC作業の効率、快適性
  • メンテナンス性(掃除のしやすさなど)
  • コストパフォーマンス(必要最小限の金額で実施)
  • 楽しみ、趣味のためのアイテム

 

こちらは特に補足は必要ないだろう。「効率化」をキーワードにやっていく、ということだ。

一応言っておくと最後の「楽しみ、趣味のためのアイテム」は今回も重視する。「趣味に使う」は立派な”機能”だからだ。

 

部屋設計の方針

上記の重視する・しないポイントを念頭に置いて、生まれる方針がこれだ

  1. ものはなるべく減らす(管理コストを最小に)
  2. 装飾品(機能が存在しないもの)の一切の排除
  3. 機能を代替できるもの/機能がなくても生活が変わらないものの一切の排除
  4. 機能だけでなく、保守性を考える。(整備をなるべく簡単にする)
  5. 費用対効果を考察し、見合わない投資はやめる(予算度外視ではない)
  6. 費用対効果をにらみつつ、ムダな時間や作業をなるべく減らす

 

不要なアイテムの選定

上記の方針に照らし合わせて、不要なものを選び出す。

「着ない服」や「読まない本」といったものは当たり前すぎるので今回はわざわざ書かない。そんなものは巷にあふれる断捨離本に譲ろう。

 

今回考えた「不要なアイテム」の代表はこのあたり。

  • ベッド
  • カーテン
  • ブランケットやシーツなど、布類
  • 本棚
  • ローテーブル
  • ランプなどの照明器具

 

「ベッド」「カーテン」あたりは、皆さんへ与えるインパクトが結構ありそうだ。いくつか詳述しておこう。

 

不要なもの①ベッド

そう、ベッドは要らない。マットレスを床に直置きで構わない。

ベッドは、実は生活の中で機能を果たしていない。ただのオシャレアイテムに過ぎない。方針②「機能が存在しないものの排除」である。

ベッドには機能っぽいものはある。「高さを出すことによってハウスダストを吸うことを防止できる」とか「マットレスを湿気から守る」とか「ベッドに腰掛けられる」とか。だが、これをクリティカルな機能とは認めがたい。

僕は軽度の喘息持ちだが、ベッドがなくても快適に寝られる。マットレスもそんなに高いものは使ってないから2年も持てば十分だ。座るときはベッドでなくイスに座る。

逆に、ベッドがあることによって「掃除機をかけるのが困難になる」とか「引っ越しがめんどくさくなる」といったデメリットの方が目立つ。

昔はなんとなくベッドに寝ていたが、最近はベッドに特に機能がないことに気づいて排除した。とてもいい感じである。

特に掃除しやすいのが良い。マットレスを壁に立てかければ床が全部露出するので掃除機を簡単にかけられる。これは方針④の「保守性を考える」に適っている。

 

不要なもの②カーテン

同様に、カーテンも要らない。

カーテンは主に「光を遮断する」という機能があるが、実はこの機能はあってもなくても生活に影響をほとんど与えない

僕は夜に眠って、朝に起きるという生活をしている。したがって、普段特に光を遮断する必要がない。

仮に日中に熟睡する必要があるのならカーテンが必要だろうが、夜眠って朝起きるタイプの人には特に必要性がない。明るくなると自然に目がさめるので、健康的ですらある。

 

また、カーテンには「熱を遮断して部屋を暖かく保つ」とか「外からの目隠し」といった効果もあるが、これもなくても特に生活に影響を与えない。

「熱の遮断」は、暖房を強めにすることによって代用できるから要らない(方針③の「代替できるものの排除」)。僕の部屋は2階で通りに面している訳でもないので目隠しをする必要もない。

 

不要なもの③ブランケットやシーツなど布類

今回改めて部屋を整理していると、布が多くて驚いた。

現代人の生活、気づくとよく分からない謎の布に包囲されているのだ。服やタオルはもちろんのこと、ひざ掛けブランケットやシーツ、布団カバーや枕カバーなど、大量の布がある。

この布もほとんど要らない。「ひざ掛けブランケット」なんて要らないものの代表だ。こちらも暖房を強くすればそれで解決する(方針③の「代替できるものの排除」)。

あと、シーツや布団カバーも要らない。そもそも布団なんてそうそう汚れないし、僕はIKEAの「洗える布団」を使っているので、汚れが気になったらコインランドリーに持っていって洗えばいい。

 

不要なもの:その他

その他にも、不要なものがいっぱいある。

「本棚」はそもそも本を全て電子書籍にしたので持つ必要がなくなった。ごくわずかにある専門書や参考書は、机の上にあるブックスタンドに全て放り込む。

「ローテーブル」も要らない。イスに座る生活をしている人にとってローテーブルはただの装飾品だ。機能は特にない。同様にベッドサイドテーブルみたいなものもいらない。どうしても枕元に置く必要があるものは床に直置きする。

「照明器具」も要らない。部屋の標準の蛍光灯があればそれで解決する。繰り返すが、間接照明には機能などない。(異性をベッドに連れて行くというのが機能ではないか?という議論は一旦置いておく)

 

あと、なぜか僕の家には良さそうな「ドレッサー」があった。知人がくれるというからもらったものだが、これも機能は全くないので、メルカリで叩き売った。

速攻で車で取りに来れる人限定」で4000円で叩き売った。多分頑張ればもっと高値で売れたけど、処分を優先した。

 

購入が必要なアイテムの選定

続いて、購入が必要なアイテムを探し、購入した。購入の中心となったのは、PC作業環境周りである。

まず、今までの作業環境をご覧いただこう。

 

どうだろうか。悪くはないが、あるものでどうにかした感が強いのではないだろうか。

特筆すべきは、右側のドレッサーである。先ほど叩き売ったドレッサー、実は今までは作業台の一部を担っていた。

しかしいかんせんドレッサーはドレッサーなので、使い勝手は実に悪かった。「鏡がジャマだなあ」といつも思いながら暮らしていた。

しかも、左の机とドレッサーは高さが合っておらず、10cmほどの段差ができていた。

したがって、くっつけたところで一つの作業台にはならず、作業台(左)と、物を置くスペース(右)に分断されていた感じだ。

イスもただのリビング用のイスである。お世辞にも作業効率を上げるためのイスとは言えない。

 

ということで、作業場周りは今回刷新することにした。全体的に処分し、新しいものを購入する。

そして完成した新しい作業場がこちら。

 

全然別の部屋になった感が強いが、同じ場所である。

 

以下、一つずつのアイテムについて詳述する。

 

元の環境で、まずありえないのが机である。ドレッサーを作業場にするのはちょっと無法者すぎる。

ドレッサーは叩き売って、左の事務机もいっそ処分してしまい、全く新しい机環境を検討する。

やはりここは、「作業効率といえばこれ」でおなじみのL字型デスクが良いだろう。

一昔前はL字型デスクといえば「買うとお金がかかる」とか「自力で同じ高さの机を探して組み合わせる方がいい」といった論調がポピュラーだったが、ここ5年くらいでかなり製品化が進み、安価な商品がたくさんある。

amazonでもいっぱい出てくる。

 

今回僕が重視したのは、机の奥行きである。

L字型デスクの机の奥行きは、50cmであることが多い。

画像はhttps://item.rakuten.co.jp/low-ya/f899-g1010-100/ より引用。

 

だが、奥行きは50cmでは足りない。というのも、奥行き50cmのデスクは微妙に物足りないのだ。「パソコンを開きながらその前でノートに手書きをしたいが、ノートが机からはみ出る」という経験をすることになる。

作業効率が50cmと60cmの方では段違いだ。PCやディスプレイを置いても十分に手前にスペースがあるのはありがたい。

 

また、デスクに向かい続ける足の負担を軽減するために、オッドマンに足を置きたいという背景もある。そのためには、最低でも60cmないと厳しい。50cmの奥行きだと足が伸び切らない。壁にぶつかってしまう。(かといって、デスクと壁の間に隙間を作るのもよくない。隙間からものを落とすからだ)

 

 

ということで、60cmの奥行きを確保でき、全体のサイズ感もちょうどよかったこちらの商品(しかも送料込み1万円ちょっとでコスパもいい)をAmazonで購入した。

画像は以下のAmazonリンクから引用。

LOWYA (ロウヤ) デスク パソコンデスク L字型 足元フリー設計 スチール脚 コード穴付き 木製 幅156cm ウォルナット 新生活

 

このデスク、思った以上に素晴らしい。奥行きが60cmなのがすさまじく効いている。

60cmというのは、MacBook Pro13インチ+ノートがすっぽり収まる奥行きだ。

これだけの奥行きがあれば、作業において常に最も快適な布陣で望める。「ノートがはみ出してしまった」という悲しみを負うこともない。

こんな快適なデスクが1万円そこそこで手に入っていいのだろうか。30万円ぶんくらいの投資効果があるような気がする。

 

イス

続いて、イスである。何度も言うようだが、このイスは作業には向かない。

何が悪いって、足がキャスターじゃないのが悪い。ちょっと移動したり姿勢を変える度にイスを動かさないといけないストレスがすごい。せっかくL字デスクを買っても、このイスだと何の意味もない。

そんなワケで、新しいイスの購入を検討する。キャスター付きで、長時間作業していても疲れにくいイスというのが要件になる。

いくつか比較検討の後、こちらのゲーミングチェアを買うことにした。

 

画像は以下Amazonリンクから引用

GTRACING ゲーミングチェア オフィスチェア 多機能 ゲーム用チェア リクライニング パソコンチェア ハイバック ヘッドレスト 腰痛対策 ランバーサポート ひじ掛け付き レザー プレゼント GT002 ブルー『一年無償部品交換保証』

 

18,000円ほど。ゲーミングチェアを買うのは初めてだったので、入門機としてお手軽な値段のこちらをチョイス。

ゲーミングチェアはかなりピンキリの世界で、10万円くらいするものもザラにある。しかし、機能はそれほど大きくは変わらないように見えた。

繰り返すが、今回の方針では「最高の座り心地」みたいなものを追求するつもりなく、機能的に必要十分であるなら良いだろうと結論づけてこちらにした。90点を95点にするために多額のお金を使うのは費用対効果がよくない。趣味の領域だと思う。

 

ちなみに、この記事を書いている時点で既に一週間ほどこちらのイスを使っているが、非常に快適で疲れも少ない。今まで長時間作業するとたまに発生していた肩こりもなくなったので、僕にとっては十分のようだ。おそらく壊れるまで買い換えることはないだろう。

机との高さ関係もちょうどいい塩梅だ。快適。

 

余談だが、このイスは180度までリクライニングできて、眠るのにも使えるらしい。いる??その機能いる??ゲーミングチェアなんて家にしか置かないんだからみんな布団で寝るだろ。布団までの行き来さえせずにゲームし続けるってこと??

 

ゴミ箱

これ、声を大にして主張したいのだが、ゴミ箱を良いものにすると生活の効率が大きく変わるのだ。

結論から言うと、僕のベストゴミ箱はこれ。

 

画像は以下Amazonリンクから引用

SINCLAIR アメリカン ダストボックス AMERICAN DUST BOX

 

選定の理由としては、以下の4点がある。4点全部を満たすゴミ箱は非常にまれである。僕は上記の商品しか知らない。

  1. 大容量(ゴミ箱がいっぱいになるのはストレス&捨てるのにリソースを取られるので大きい方がいい)
  2. バネじかけのフタで、ゴミは突っ込むだけ(開けるという一手間がない)
  3. 内部ゴミ袋の入れ替えが容易(ゴミ袋の縁にフタをかぶせるだけ。5秒)
  4. 部屋にあって嫌じゃない程度のデザイン

 

特に、①は重要だ。作業の途中で「ゴミがいっぱいになってきたなあ」と思わされるのはとてもジャマだし、頻繁にゴミを捨てに行くのは生活の効率がとても悪い。だから大容量にしなければならない。(方針⑥「ムダな作業の除去」)

サイズ感。大容量である。

 

また、②も大事だ。僕は思考整理を紙とペンで行うことが多いのだが、書きなぐって使い終わった紙はすぐ捨てたい。その際に「フタを開ける」という一手間があると意識が途切れる。ゴミ箱にゴミを捨てるという作業は、ほぼ無意識に完結しなければならない。ゴミ箱を見ずに、視線はそのままでゴミを捨てられるのが好ましい。

アニメなどでよく「小説家がぐしゃぐしゃの原稿用紙をそこら中に投げ捨てている」というシーンがあるが、あれはまさにゴミを捨てる際に視線をずらすと集中が途切れるからであろう。

だから、ゴミ箱はこのアメリカンダストボックスがいい。僕は作業スペースの真後ろにゴミ箱を常備して、ゴミは片手で無造作に突っ込む。これはとても快適だ。

 

僕はこのゴミ箱にたどり着くまでに5個くらいゴミ箱を試したが、最終的にこれに落ち着き、ヘビーユーザーとなっている。元の家で使っていたものはシェアハウスに引っ越すときに手放してしまったので、今回また同じものを購入した。

ゴミ箱の容量は45Lだが、僕は70Lのゴミ袋をセットしている。70Lだとかなりいい加減にゴミ袋をかぶせても十分容量を使い切れるからだ。

いつも、ゴミ袋はかなりいい加減にかぶせる。セットに5秒とかからない。

 

ちなみに、より効率だけを考えるなら「大型のポリバケツを買ってフタを外してゴミ箱化する」という方法も考えられる。

それはもはやオシャレを諦めるとかそういう領域でなく、文化を持たない蛮族のしわざである気がするので僕は嫌だった。守りたい最後の一線が僕にもある。

だが、フタがあるよりもない方がより効率的であることは議論の余地がないし、蛮族になってもいいから極限まで効率を求めたい人は挑戦していいかもしれない。

 

ブックスタンド

細かいアイテムだが、これも買い替えた。

今まで使ってたのがこれ。100均の、いかにも安いブックスタンドだ。

このブックスタンドの腹立たしいところは、頻繁に倒れることである。

テキトウに重い本を放り込むと容易に倒れる。「分厚くて重い本を端に置こう」と意識することで倒れにくくはできるが、そもそもそんなことに思考リソースを割くのはバカバカしい。

何も考えずにガンガン放り込んで、しっかり自立するものが好ましい。

この要件を考えたとき、最初は「一段のみの小さな本棚」を買おうかと思った。だが、本棚は確実に一定の体積を占めてしまう上に、放り込めるものの高さに制限がある。何でもガンガン放り込むことが可能で、柔軟にサイズを変えられるブックスタンドがベストだ。

 

その要件を満たしたものが、こちら。

ブックスタンド 折り畳み式 ブックエンド 金属製 自由に伸縮 本棚 卓上収納 雑誌/書類/新聞/ファイル オフィス 事務用品 本立て 仕切りスタンド (ブラック)

 

これ、めちゃくちゃすごい。文句なしにオススメである。1300円くらいで、完璧な機能だ。

安いブックスタンドにストレスがある人は全員こちらに買い換えるべきだ。「倒れる」というストレスから完全に解放される。

 

このように、使い終わった本は雑然と放り込んでいい。それぞれのセグメントにしっかり硬さがあって自立しているので、どんなにテキトウに本を放り込んでも倒れない。

また、後ろの蛇腹が伸び縮みするので、幅も自由自在だ。

 

たった1300円の投資でかなりストレスが軽減されたので、地味ながら素晴らしい改善だったと自負している。皆さんもぜひどうぞ。

 

ラグ

新しい作業場にはネイビーのラグを敷いた。

もちろん、美観のためではない。床のフローリング保護のためである。

先に述べたように、僕は「機能のない布は敵だ」と考えているので、最初はこんなものを敷く予定ではなかった。

ただ、ゲーミングチェアを置いてキャスターで移動していると、見る見るうちにフローリングが傷ついていくので「これはダメだ」と感じて仕方なく購入した。

布不要論の敗北であった。保護材としての布は、機能として不可欠な場合もある。

 

ということで、滑りにくく安価かつサイズ感に合うなものをAmazonで探して買った。こちらの商品である。2300円。サイズの割にかなり安い。

タンスのゲン 【洗えるフランネルタッチラグ】 185×185cm 約2畳 滑り止め付 オールシーズン ホットカーペット対応 ネイビー AM 000058 11 【55033】

 

起毛素材なのでキャスターに絡みつかないか心配だったが、今のところ全く問題なく快適に使えている。ズレることもない。

 

補足:カーテンがある

ところで、作業環境(after)の写真を見た一部の人は思ったのではないだろうか。

いや、カーテンあるじゃん!!

と。

カーテンがある

その通り、実は作業環境の横の窓にはカーテンがある。ついさっき「カーテンは何の機能もない布だから要らない」と言ったにもかかわらず。

というのも、実はこの作業環境だけはカーテンが必要だった。午後のとある時間帯になると直射日光がディスプレイに差し込んでしまい、反射で画面が極めて見にくくなるのである。

だから、ここだけはしかたなくカーテンを設置した。我が家には窓が4つあるが、1つだけは設置せざるを得なかった。

カーテンには確かに原則として機能が存在しないが、「直射日光が作業のジャマになる場合」は例外だった。またも布不要論が敗北した場面である。

要らない布は確かに多いが、取り外してみると「あ、これ必要だったわ」となる場合もある。一週間くらいは捨てずにとっておこう

 

スピーカー

今回、作業環境を一新するにあたって、「良いスピーカーを買って設置しようかな?」と思った。今までは音声をイヤホンで聴くか、MacBookの内蔵スピーカーで聴いていたからだ。

BOSEのスピーカーを置いて、良い音質で音楽を楽しめるようにしようかなと考えた。

だが、よく考えたら僕は「違いの分からない」タイプの人間である。2000円のワインと2万円のワインの区別もつかないし、叙々苑の肉はもちろん美味いが牛角の肉も美味いし、アイドルの顔は全員同じに見える。

 

そんなワケで、特に音質にこだわる必要はない。叙々苑をおごってもらう喜びは90だが牛角でも88くらいあるので、牛角でいい。

 

ということで、今まで通りMacBookの内蔵スピーカーでいいや……という結論になりかけて、ふと思い立った。「あ、やっすい防水のスピーカーを買おう」と。

というのも、風呂に防水スピーカーを持っていく暮らしを始めようと思ったからだ。

僕の自宅は風呂がたいへん良い物件で、風呂の壁面にテレビがついている。

今までは入浴中はこのテレビを見ていたのだが、今回暮らしを見直してみると「よく考えたら入浴中のテレビって効率悪いな」と思ったのだ。

何しろ、テレビは

  • 視覚情報を使う(シャンプーしながら画面は見えない)
  • 操作を必要とする(チャンネルを変更するなど)
  • CMが入る(風呂場のテレビは録画はできない)

などの難点がある。「入浴する」というタスクとテレビは噛み合ってないのだ。

それでもまあ「空白の時間にしているよりは情報を浴びたい」くらいの気持ちでつけっぱなしにしながら入浴していた。

だが、よく考えてみると僕は「そこにテレビがあるから」という登山家ジョージ・マロリーばりの理由でテレビを見ているだけだった。

発見とは、既にあるものを疑うところから始まる。これは使わず、自分で入浴を快適にする努力をするべきだ。

 

そんなワケで、「入浴用プレイリストを作って、それを防水スピーカーで流す」という新しい生活スタイルを試すことにした。買ったのはこれ。

 

画像はAmazon商品ページから転載

Tronsmart Bluetooth4.2 スピーカー 防水 大音量 重低音 IP67 防塵&防水認証

 

このスピーカーを、「普段はPCの近くに置いて充電しながら使用」+「入浴時にはスピーカーを持って風呂に移動」という二重使用のライフスタイルにした。

 

結論から言うと、これが大当たりだった。QOLが爆上がりした。

やっすいスピーカーなので音質はそれほど良くないが、それでもMacBookの内蔵スピーカーよりはだいぶいい。違いの分からない男としては満足度が高い。牛角、あるいは2000円のワインみたいなスピーカーだ。

また、風呂の中はより良い音質になる。風呂場では音がよく反響して自分の歌声が2倍くらいよく聞こえる「オレ歌手になれるんじゃね現象」などがよく知られているが、スピーカーから出る音も同様だ。やっすい防水スピーカーとは思えないほど満足のライブ環境ができる。

このスピーカーを持ち込んで入浴することにしてから、風呂がかなりのリラックス空間に変わった。テレビをつけていた頃は作業の色が強かった入浴だが、このスピーカーを持ち込む生活を始めてからは「疲れを取る時間」という色が強くなった。

 

この入浴体験の件で改めて、生活の最適化とは現状を疑うことだと痛感した。「そこにテレビがあるから」でテレビを見てはいけない。マロリーは優れた登山家だが、優れた生活者ではない。

 

掃除機

家にあった掃除機の調子が悪かったので、今回は掃除機も購入した。

買ったのはこれ。

画像はAmazon商品ページから引用

ツインバード サイクロンスティック型クリーナー

 

色んなところでよく見る安い掃除機である。なんと驚きの4000円未満。最近の家電業界の価格競争はホントウにすごい。消費者としてその恩恵を全力で受け取っていこう。

実はもう少しお金を出してちょっと良い掃除機を買おうかとも思ったのだが、結局これにした。

決め手は、この掃除機の特徴である。

 

メリット

  • とにかく安い
  • 価格の割に吸い込む力がすごい
  • 紙パック不要(サイクロン式)

 

デメリット

  • 割と壊れる(一年程度で壊れがち?)
  • 音がめちゃくちゃうるさい(サーカス!)
  • 排気がテキトウなので埃が舞い上がる

 

これらの特徴と僕の生活を勘案した結果、メリットは猛烈に享受できるが、デメリットは全然嫌じゃないという結論に達した。

単年4000円以下なら1年で壊れても買い換えればいいし、僕は在宅ワークなので好きな時間に掃除ができる。窓を開けるのが気持ちいい晴れた日の日中に掃除機をかければいいので、うるさくても埃が舞っても全く問題ない。

静かだったり埃が舞わなかったりするものが「必要な機能」である方はいいものを買うといいだろう。僕の場合は「それは機能ではない」だったので、この安いので十分だった。

 

購入しなかったもの

ディスプレイ

おそらく、今回の作成した作業環境を見た100人中100人がツッコミたくなることが「いや、ディスプレイ古い!!!」ということだと思う。

そのとおり、めちゃくちゃ古い。あとダサい。Appleが世界を席巻する前に作られたであろうディスプレイだ。Appleが駆逐してしまった、今はなきクソダサ白プラスチックである。

このディスプレイ、3年ほど前に「要らなくなったディスプレイをあげるよ」と言ってくれた大学時代の先輩にもらったものである。3年前にもらう時点で既に「10年くらい前のものだけどな」と先輩が言っていた。すごい。ディスプレイというものは長く使えるのだ。

当然、今回の作業環境見直しにあたってディスプレイの買い替えも検討したのだが、結局今回は購入しなかった。デザインはともかく機能的にはこのディスプレイは全く問題ない。

 

繰り返すが、今回一番重視したのは「機能」だ。たとえクソダサ白プラスチックであっても関係ない。機能が問題ないなら買い換える必要はない。

納得いく部屋設計のために大事なのは、設計思想をブラさないことだ。

 

ドラム式洗濯乾燥機

ここまでの改造が思ったよりも安く進んだので、ドラム式洗濯機の購入も検討した。

友人たちがこぞって「ドラム式洗濯機はいいぞ。生活が効率化する」と勧めてくるからだ。

ただ、しばらく考えた結果、購入には至らなかった。費用対効果に合わないような気がしたからだ。(方針⑤「費用対効果を考慮」)

 

以下、その根拠の計算。

そもそも、ドラム式洗濯機を導入することによる主な時間短縮は「洗濯物をハンガーに干す時間」である。細かいことを言うと「外から取り込む時間」とか「洗濯物をハンガーから外す時間」などもあるが、これは微々たるものなので無視する。そもそも僕は洗濯物をハンガーから外さないでそのままクローゼットに放り込むだけだから後者の時間は存在しないし。

ということで、短縮できる時間は洗濯一回あたり、大体8分くらいだろう。実際にこないだハンガーに干しながら測ってみたらそのくらいだった。

 

ところで、僕は一人暮らしで、基本的に引きこもって生活しているから、洗濯物はそんなにたくさん出ない。洗濯機は一週間に一回くらい回せばいい。

とすると、一年は53週なので、年間の洗濯回数を53回とすると、年間に節約できる時間は

 

8(分/回)×53(回) = 424(分)

 

となる。およそ7時間である。

ドラム式洗濯機の耐用年数を5年とすると、7×5=35時間の節約効果があることになる。

 

さて、5年しっかり使えそうなドラム式洗濯機というと、どうしても10万円を越えてくる。例えばこれ。

シャープ SHARP コンパクトドラム 左開き ES-S7C-WL 洗濯・脱水容量7㎏/乾燥容量3.5kg ES-S7C-WL

今回は、こちらの商品の値段を採用して試算しよう。こちらの商品は13万円だ。

13万円で35時間を節約するとなると、

 

13万 ÷ 35 = およそ3714

 

で、一時間の節約あたり3714円がかかっていることになる。

どうだろうか。費用感として微妙ではないだろうか。

「洗濯」が嫌で嫌でしかたない労働であればこの金額でも払っていいだろうが、僕は別に嫌ではない。むしろ、作業の休憩になって良いくらいだ。とても1時間あたり3714円で外注したいと思う労働ではない。

結局、あまり費用対効果に見合わないという結論になり、今回は見送った。

もっとたくさん着替えをするライフスタイルだったり、家族が多かったりすれば購入もいいだろう。僕の生活スタイルおいては、ドラム式洗濯機は投資対効果が悪かった。

一般に言われる「これは便利」という家電は、自分の生活にあてはめて計算するとそうでもないケースがある。なんとなくに踊らされずに費用対効果を算出するのが賢明だろう。

 

ちなみに、「ドラム式洗濯機の良さは天気を気にしなくていいこと。思考リソースが天気に取られない」という声もあったが、僕の家の風呂には浴室乾燥機がついており、天気に関わらず乾燥が可能だ。思考リソースのメリットも僕の環境では享受できない。

 

スマートスピーカー

今回買い足そうか悩んだものに、スマートスピーカーがある。

スマートスピーカーは、元々我が家に一台あった。「Amazon echo dot」だ。

画像はAmazon商品ページから引用

Echo Dot 第3世代

 

これはリビングに置いてある。我が家はメゾネットの2階建てなのだが、1階がリビングとキッチン、2階が寝室兼作業部屋という感じになっている。

とても便利なので、2階でも使うためにもう一台買おうかと検討した(そして、前述の安い防水スピーカーに負けることになった)

以下、その背景について。

 

既にあるEchoの利用シーンはもっぱら、キッチンでの作業中である。キッチンで皿洗いをしている時に音楽やニュースをかけたり、料理の間に1分測ってもらったりという感じで、手が使えない時にたいへん重宝している。

スマートスピーカーの真価は、キッチンにあると思う。今までは測るのが面倒でテキトウにやっていた「1分煮込む」というような指示を、スマートスピーカー導入後はちゃんと守るようになった。「アレクサ、1分測って」と頼むだけだから、測定する労力がほぼゼロなのだ。

また、「ちょっと2分皿を洗う」というだけの時にわざわざスマホを取り出して音楽をかけるのは面倒だったが、これも「アレクサ、音楽かけて」と言うだけだから労力がゼロに近く、いつもかけるようになった。

 

キッチンにおけるアレクサの優秀さはすごい。「両手が使えない」という状態が発生する場所では、スマートスピーカーは本当にありがたい。

一方、二階の作業部屋にスマートスピーカーを置く意味はそれほどないと思った。

作業部屋では常にPCが起動しており、即座に操作できる状態にある。両手が使えなくなることなどもほとんどない。音楽はPCからかけている。アレクサに話しかけるタイミングはほとんどない。

強いて言えば、アラーム操作をやりたいくらいだろうか。「アレクサ、10時に起こして」ができるのはいい。

ただ、せいぜいそれくらいだ。スマートスピーカーであることのメリットは活かしきれてない。

そして何より、風呂場に持ち込めない。既存のAmazon系スマートスピーカーは全て防水でもないしバッテリーもついてない。

そんな要素を勘案して、スマートスピーカー二台体勢はやめた。

 

ちなみに、唯一Googleアシスタント系のスマートスピーカーで「JBL LINK」シリーズは防水かつバッテリー付きらしい。

(お取り寄せ)JBL スマートスピーカー JBL LINK ホワイト JBLLINK20WHTJP

これなら風呂でも使えるだろうが、さすがにAmazon系とGoogle系のスマートスピーカーが1つの家に同居するのはキツかったのでやめた。2つは呼びかける言葉が「アレクサ」と「OK,Google」で異なっているからだ。「1階はアレクサで2階はGoogle」という判断に脳のリソースを取られるのは嫌だ。

うっかり、

アレクサ、アレクサ?あれ?違うか。OK, Google

というバカみたいな状態になってしまうのも嫌だ。

 

そんなワケで、風呂対応のAmazon echoが出たら即買いするのでAmazonさんよろしくお願いします。風呂での唯一のストレスが「(デバイスを操作できないから)曲をスキップできない」ということなので、ぜひ防水のヤツ出して欲しい。

「アレクサ、次の曲」って言えたら風呂体験が更によくなるから。ホントお願いします。

 

まとめ

ということで、ずいぶん久しぶりに部屋の見直しと最適化をしてみた。以下、これまでのまとめ。

  • まるで不必要な布や間接照明が場所を取っていた。機能のないもの多すぎ。
  • そこにあるから」という理由で使っていたものをやめてみたら劇的に生活が改善された
  • 奥行きのあるL字デスクの戦闘力がヤバい。全員導入すべき。
  • 一般論ではなく、自分の生活に合わせた計算で必要/不要を見極めないといけない。
  • 風呂対応Amazonスピーカー出してくれマジで

 

終わってみての総括としては「ずいぶんムダの多い暮らしをしていたものだ」という感じ。

人間は変化を嫌う生き物で、油断すると安易なルーチンに陥りがちである。

「何が最適なのか?」は時折見直さなければならない。今回のような大整理を、一年に一回くらいは行ってみてもいいのかもしれない。

 

これから、春が来る。暖かくなってきたから窓を開けて掃除をするのにも向いているし、年度替わりで気分を切り替えるのにもいい時期だ。

皆さんもぜひこの機会に、自分の生活を疑い新しい生活を身につける「生活の効率化」に挑戦してみてはいかがだろうか?

author
Ken Horimoto
堀元 見

仕事は「新しいあそびを作ること」。異常なイベントを企画したり異常なWEBサービスを作ったりしながら生計を立てています。

好きなものはトンカツとインターネット。あと人の悪口。(性格が)悪そうなヤツはだいたい友達。

承認欲求の塊なので、フォローはお気軽に。