常に己の進路を求めて止まざるは水なり
黒田官兵衛の言葉
突然ですが皆さんは、「大学のお水飲み比べサークル」というサークルをご存知でしょうか?
もう何か意味不明過ぎて申し訳ないのですが、こういうサークルです。
当サークルは大学の自販機に売ってる「××大学ウォーター」みたいな飲料水を色んな大学に行って飲み比べてレビューするサークルです。今日発足しました。随時入会歓迎中。
— 大学のお水飲み比べサークル (@daigakuno_omizu) July 27, 2016
以前、「怪しい肩書きの人交流会」というイベントをやったのですが、その時にこのサークルの会長が来てくれました。
会長の茂木くん(自己紹介のために各大学の水を持ってきていた)
ちなみに、怪しい肩書きの人交流会の様子はこちらになります。
さて、それ以来、会長の茂木くんと仲良くなり、ゆるく交流しております。
で、先日行ってきました。このサークルの飲み会に。
もちろん、お水飲み比べサークルなので、お酒は飲みません。
飲み会(水のみ)です。
水、めっちゃある。
ちなみに今回の場所は青学の学食でした。毎回いろんな大学を転々としながら飲み会を実施しているらしい。
開始前〜参加者の異常な熱意〜
飲み会が始まる前に、他の参加者に話を聞きました。
これを聞いて、僕は
と思いました。
なぜか、参加者がやる気に満ち満ちています。水を持参してくるほどの主体的な参加。そのエネルギーはどこから来るんだろう。
会長の一言から、まず水を買いに行くことになりました。皆で逐一自販機をチェックしながら歩きます。
ところが…
と、苦戦していると、参加者の一人がおもむろに小走りを始めました。
青学の学生らしき人に、質問し始めました。
僕は、
と思いました。
質問を受けた青学の学生は、「えっ?あ、青学の水ですか…。た、たしか売店には売ってたと思います…」と、あからさまに不思議な顔をしていました。
で、閉店時刻を過ぎていた売店のおじさんに無理やり
と交渉し、閉まっていた店をどうにか開けてもらい、無事に青学の水を手に入れました。
凄い情熱で青学の水を手に入れた僕らは、食堂に向かいました。いよいよ飲み会が始まります。
飲み会
飲み会開始。あちこちの大学のお水が次々並べられていきます。
ちなみにこの写真を撮る際、飲み会に来ていた知らない学生に、「水越しに写真を撮ってくれ」と頼みました。
不安な滑り出し
まずは、苦労して手に入れた青学の水を飲みました。
僕は思いました。今日これ大丈夫か?と。10分くらいで間が持たなくなるんじゃないか、と。
比較対象として、マズいらしい日大の水も飲みます。
この辺でますます不安になってきたのですが、状況が変わったのは次の上智の水でした。
水の違い、分かるぞ!
上智の水(パッケージがおしゃれ!)
なんと、上智の水は「SOPHIA」というブランド名までついています。生意気な!
で、飲んでみると…
いよいよ違いを感じたので、水のラベルを読みながら分析していきます。
ポイント① 水の硬度
と参加者が言ってましたが、僕は「意外に硬い!」っていう感想が出てくることに衝撃を覚えました。水飲み業界だとポピュラーな感想なのか…?
僕は、なるほどなあ、と思いました。水を見る上で大事なのは第一に硬度です。
水が硬いか硬くないか、始めてじっくり考えながら水を飲みました。
ポイント② 水の種類
さて、鉱水と鉱泉水の違いはざっくり言うと、こういうことのようです。
鉱水…地下からポンプ等で採取した水
鉱泉水…自噴している水で温度が25度以下
ちなみにこの後、深井戸水や浅井戸水も飲みました。心なしか鉱水との違いが分かった気がします。
一段落ついたところで乾杯しました。だんだん楽しくなってくる。
ポイント③ 水の業者
日大の水のラベルを眺めていた会長の茂木くんが、おもむろに叫びました。
僕は、またこいつ変なこと言い出したよ…と思いつつ、もうこの時点で水業界に興味津々なので、素直に聞きます。
日大の水がマズい理由
事業部が子会社化してるのかな?そもそも学校法人って株式取得できるのかな?
まとめ
以上、大学のお水飲み比べサークルの飲み会に参加した話でした。
個人的には死ぬほど面白かったです。こういうの好き。
普段気にしないものをガッツリ気にするって楽しいですよね。
一生使わないムダな知識が増える感じ、脳が溶けるような気持ちになれて最高です。
今回の収穫は、
- 水の硬度や種類について詳しくなった
- 自噴という単語を覚えた
- 大学の経営形態について調べたくなった
です。ああ、こういう意味の分からない体験を増やしながら生き続けていきたい!