こんにちは。非日常クリエイターの堀元です。
変な遊びを作るプロとしては偉そうに言えたことじゃないですが、僕は思いつきで色んな企画をやっています。先日は「フリー水」とかいう意味不明な遊びをやりました。
この遊びの始まりはすごくシンプルでした。「あっ!ゴミ袋に水をパンパンに入れてサンタみたいに持ち歩いてみたい!」という欲求でした。
このシンプルな欲求から始まり、イベントとしてやってしまったのです。
【ゆるぼ】
明日の昼〜夕方あたり、渋谷ハチ公前で「フリー水(フリーウォーター)」やるんですけど誰か写真撮りに来てもらえませんか。
フリー水が何なのか気になる人は連絡下さい。「水を配る」なんていうつまらないことはしません。よろしくお願いします。#フリー水— 堀元 見@あそびカタのプロ (@kenhori2) August 13, 2016
皆さんをこういうのに付きあわせてしまって申し訳ないのですが、一方で僕はこういうのをどんどんやっていこうと思っています。
ほとんどの人は「やろうぜ!」と言えない
「◯◯やりたいよねー」という発言は簡単です。ただの願望なので、何の責任も伴わない。
一方で「◯◯やろうぜ!」は難しい。実行を前提とした勧誘なので、責任を取らなければならないからです。
大抵の人は「◯◯やりたい」で様子見しちゃうと思うんですよ。でも「◯◯やりたい」の人は10人集まっても20人集まっても何も始まらない。
「やろうぜ!」と声を上げる人がいるから、何かが始まるのです。
でも、僕から見たら、「やろうぜ!」と言えない人がめちゃくちゃ多いのです。「やりたい」はいっぱい言うくせに、「やろうぜ!」を1つも言わない。
だから彼のやりたいことは、全然形にならないのです。
やっちゃいけないと思ってる人が多い
彼らはなぜ、「やろうぜ!」を言わないのでしょうか?
「あ!ポリ袋で水を運びたい!」みたいな「やりたい!」が一瞬よぎったとしても、ちゃんとした大人はそれを実行に移しません。
それは、「ちゃんとしなければならない」というガチガチの発想があるからです。
「こんないい加減な思いつきに皆を巻き込んではならない」「きちんと目標を設定しなければならない」「失敗に備えなければならない」みたいな思い込みがあるから、「やろうぜ!」を言えない。
それってすごくもったいないと思うんです。
ただの思いつきでも、エゴでも、「やろうぜ!」って言っていいと思うんです。そうじゃないと新しいものは生まれないから。
怖くても、「やろうぜ!」を言おう
僕の原体験は、2014年の年末にかまくらを作ったことです。
このかまくら作りは本当に面白かった。そして、僕の人生でトップクラスに勇気が必要な「やろうぜ!」でした。
友達を少し集めてやるのではなく、「なるべく多くの人に来て欲しい」という思いで初めて遊んだからです。まごうことなく僕の最初のイベントでした。
「僕がやりたいだけのかまくら作りに皆を巻き込んで良いのか?」
「失敗したらどうするんだ?」
「言ってしまったら逃げられないぞ」
そんな思いでいっぱいでした。でも僕は言いました。ただの勢いでした。
そして、このかまくら作りで、「やろうぜ!」って言えたことが、僕の人生の大きな財産になりました。
かまくら作り自体は計算外のことだらけで、かなりボロボロに終わってしまったけど、結果から言えばとても楽しくていい思い出になりました。
僕の手で新しい体験が生まれたことが、本当に嬉しかったです。
「やろうぜ」って言って良かったな、と思いました。
「次迷った時も、絶対『やろうぜ!』って言おう」と決めました。失敗することもあるだろうけど、「やろうぜ」って言うから何かが生まれるんだ、って感じました。
僕の仕事は「やろうぜ!」を言うこと、作ること
僕は、これからもどんどん「やろうぜ!」を言っていきます。
「やろうぜ!」って言う人の喜びを僕は知ってるから、どんなに馬鹿げた企画でも危なそうな企画でも「やろうぜ!」って言っていきます。そして、実行に移します。
僕がそうやっていくことで、皆の「やっちゃいけない感」を少しでも取り払いたいと思います。
もちろん、失敗することもあるでしょう。
今度やる米粒を12時間数え続ける会なんて、きっとすごい変な空気になるでしょう。
それでも、この企画の発案者のコトホギさんの「やりたい」に対して、僕は「やろうぜ!」が言えました。
失敗のリスクはあっても「やろうぜ!」を言わないと、新しいものは生まれません。
そして「やろうぜ!」の失敗は、多分本当の失敗じゃないんです。すぐ立ち直れるんです。
失敗というのは…いいか、よく聞け!!
真の『失敗』とは、開拓の心を忘れ、困難に挑戦することに無縁のところにいる者たちの事を言うのだ!
このレースに失敗なんか存在しない!存在するのは、冒険者だけだ!
漫画「スティール・ボール・ラン」より
だから、僕は「やろうぜ!」って言っていきます。
その方が絶対面白い世の中だから。皆が無責任に「やろうぜ!」って言える世の中であって欲しい。
皆の「やりたい」を「やろうぜ!」に変えます
「やりたい」って言うのが怖い人のために、ぼくはこんなこともやってます。「変なイベントコンサル」です。
「こんなイベントやりたいんですがどうでしょう?」って相談してくれたら、僕は意見をお伝えします。
どのくらいの人を集められそうで、どのくらい盛り上がりそうで、どうやれば形になりそうか。
そこをアドバイスした上で、基本的には「やろうぜ!」って言います。
あなたが「やりたい」なら、それを「やる」のが一番良いことだと思っているからです。
イマイチ勇気が出ない人には、特にオススメです。
現在、相談は一時間500円から承っております。やりたいことがある人はお気軽にどうぞ!
世界を面白くしよう!