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むだそくんについて

水道もガスもない山奥に移住して10日間、気づいた6つのこと

エッセイ

こんにちは。あの村村長の堀元です。

僕は今、こういうところに住んでいます。

 

先日、千葉の山奥の広大な土地に、6畳ほどの小屋を自分たちで建てて住み始めました。

生きぬくのが不安過ぎて、先週はうっかりポエムを書いてしまいました。

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ここは、電気も水道もガスも引いてないです。

そんなところで暮らせるのかって?暮らせるんですよこれが。

  • PC・スマホの電気はソーラーパネルとガソリン発電機でどうにかしています。
  • 水道は、あの村の敷地内を飲める川が流れているので、それを飲んでいます。
  • ガスなど要りません。その辺に落ちてる竹を燃やせば料理ができます。

 

そういう、何かのドキュメンタリー番組で取材されそうな暮らしをしています。

そんな暮らしを始めてから一週間経ったので、気づいたことをまとめます。

 

暑い

もうね、あっつい。

やる前から分かってたんですが、やればやるほど痛感します。夏は暑い。マジで。

皆、

むだそくん
何分かりきったこと言ってんだ!

って思うでしょ!?違うんですよ!あの村にいると、夏が僕らを殺しに来るんですよ。

 

実は、僕は寒いよりも暑い方が好きで、毎年夏になるとワクワクします。

堀元
暑い分にはいくらでもかまわんぜ!

と、毎年言っていました。

しかし、今年は言いません。夏嫌い。早く終われ。

 

肉体労働×夏はヤバい

僕はこれまでの25年間ずっと、青白い細腕のインテリとして生きてきました。

 

肉体労働をする人の気持ちなど想像すらせずにのうのうと生きていて、

堀元
やっぱり一番いい季節は夏だよね!

とか言っていた自分を殴りたい。肉体労働×夏はヤバい。どれくらいヤバいかっていうとマジヤバい。

 

先日ね、草刈りをやってたんですよ。辺り一面に生えた草を全部刈って、小屋を建てるために頑張りました。

あの村のスタッフ3人で作業してたんですけどね、全員もれなく熱中症になりました。

ツラすぎて写真が残っておりません。死ぬかと思った。

唯一あった写真は、これでした。

あの村スタッフのゴリくん

 

彼はこの後、「ああ…頭がいたい…死ぬ…」と言いながら12時間寝込みました。

肉体労働×炎天下マジヤバい!!

 

 

暑くて事務作業が進まない

じゃあ事務作業ならいいのかといえば、事務作業も全然進まない。

MacBookを開いてカチャカチャターンッが三度の飯より好きな僕なのですが、その僕が

堀元
もうPCなど開いていられない!!!川で水を浴びる!

と言い出してしまうのだから、この暑さはホンモノです。

肉体労働の合間に事務作業すれば良さそうなものなのですが、「この暑いのに何やってるんだわしゃ?」という気持ちになってしまって全然進みません。

僕から出てくる請求書や原稿を待っている各位、本当に申し訳ございません。村にいなくても良い時間にスタバに行って全て片付けます。

 

夜が最高

しかし、夜がとにかく最高です。

あの村は、民家が周りに一軒もなくて、星が死ぬほどキレイなんですよ。

しかも、ホタルも飛んでます。驚異的なキレイさ。

そして涼しい。昼の暑さを許せてしまうくらい気持ちいい風がふいて、とても快適です。

たき火を見ながら、虫の声を聞きながら、少しだけお酒を飲みます。

大体20時を過ぎると眠くなります。昼間の肉体労働の疲れが残っているからです。

眠い中で少しおしゃべりをして、力尽きて泥のように眠ります。こんな夜の過ごし方、素敵だよね。

 

時間が足りない

とにかく毎日時間が足りません。

山奥で、たき火でご飯を作って生きてます、とか言うと「スローな暮らし」な感じがします。

確かにスローではあります。星を眺める時間や、畑を耕す時間が増えました。

が、1日は以前と変わらず24時間です。スローな生活をしている分、あっという間に一日が終わります。

しかし僕はそもそも、山奥で生活を維持したい訳ではなく、あの村という顧客主導の村作りサービスの運営をしたくてあの村に来ているのです。

すなわち、人との連絡や、発信作業などは不可欠です。

だから、ホントは夜寝たらダメなんですけどね、たき火を見てたら眠くなるのでたいていそのまま寝ます

ノマドワーカーはあんまりスローな暮らしをオススメしません。連絡や作業の時間が足りなくなるからです。 

 

お腹がへる

バカみたいなんですけど、めちゃくちゃお腹が減ります。

体も頭も動かしているからなんだろうな、と思います。

東京に住んでいた頃は、頭ばっかり使っている感覚がありました。

だから僕はよく、

堀元
飯食うと眠くなるし頭が回らなくなるから、今日はチョコレートだけでいいわ

みたいなことをやっていました。

が、今はもう

堀元
よし!!朝だ!!ホットサンド作ろう!!

みたいな感じです。

 

僕のチャームポイントは「衣食住がめちゃくちゃ」ということだったのですが、食に関しては徐々にまともになっています。

ちなみに、今までの僕は、同じ服ばっかり着てるし、一日一食しか食べないし、1畳半の部屋に住んでいるという体たらくでした

 

ゲストが楽しみになる

遊びに来てくれるゲストが、めちゃくちゃ楽しみです。

僕は副村長ことナナシロさんと一緒に住んでいる&その他のあの村スタッフが頻繁に出入りしているのですが、身内しかいない空間は露骨にダレます。

村作り作業もあまり捗らないというもの。

 

だから、遊びに来てくれるゲストの存在が本当に嬉しいです。

既に村民になってくれた方も、それ以外の体験入村の方も、僕らはびっくりするほど歓迎します(嬉しいから)

 

ちなみに、今日はこちらの筋肉ムキムキのおじさんがあの村に体験入村に来てくれました。

週7でジムに行っているらしい

 

暑かったし、そうめんを食べることにしました。

ちなみに、あの村のそうめんは、川の水で冷やすことになります。(水道がないから)

 

そうめん一つ食べるのに、大騒ぎで川にダッシュするというイベント感が楽しい。

 

たかがそうめんを作っただけで、大の大人が得意げな顔をしています

 

ツイート数が減る

そうめんをゆでるだけでも大騒ぎになる環境なので、いつも目の前の作業に必死です。

堀元
これツイートしたら面白いんじゃないかな?

とかそんなことを考えている余裕はありません。

したがって、発信の量がめちゃくちゃ減ります。僕のTwitterはものすごく顕著です。村に行ってからというもの、自動ツイートばっかりになりました。

これ、個人的には反省中です。村の楽しさを伝えつつ、皆に遊びに来てもらわないとなあ。

明日からは意識的に村のことツイートしていくぞ〜。

 

まとめ

ということで、まとまりなくひたすら村の生活について書いてみました。

あの村はとにかく暑いですが、そうめんを食べるだけでも一大コンテンツになるような素敵な環境です。

皆さんも是非遊びに来てくださいね!

 

余談

10日以上、文章を書くことから離れて竹を切ったり星を眺めたりしていたので、

堀元
あれ、俺ブログ書くの下手になったんじゃね?

という不安が湧き出してきました。僕の文章って元々もっとまとまっていませんでしたっけ?

 

 

author
Ken Horimoto
堀元 見

インターネットおもしろ雑文オジサンとして生計を立ててます。(性格が)悪そうなヤツはだいたい友達。

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