っていう時、誰にでもありますよね?
今日は、そんな友達を減らしたい時に役立つ、一瞬で「こいつめんどくせっ!」という気持ちを与えるための理屈をご紹介します!
①一生のお願い
助詞「〜の」に、「〜において一度きりの」っていう意味をもたせたってことになるけど、そんな用法ないよね?
「今年の花火」はあくまで「今年行われた花火」くらいの意味であって、「今年において一度きりの花火」じゃないもんね?
文法的にどうなっているのか不可解だなあ…
②統計的に正しい手順
【流行ると思って流行ったもの】をたくさん並べるだけなら、全てのものに流行るっていっておけばいいんだから。
統計的に正しい手順は
- 一年間で、流行ると思ったものをピックアップ。数える。
- そのうち、実際に流行ったものを数える
- 精度(実際流行ったもの÷流行ると思ったもの)を算出
- 同様の手順で、一般の人の精度も測定
- 3と4の結果を比較し、有意な差が出たか検証
ということになるね!このステップを踏んでから主張してもらえる?
③波長が合う
波長が同じだったとしても位相が異なっていると2つの波は打ち消し合ってしまうぞ。
強いて言うなら「波長が同じかつ同位相」と言うべきだ。
ん?違うのかな。”波風を立てない”という慣用句があるように、波が打ち消し合ってる状態が穏やかで良い状態なのかな?
その仮定に基づけば「波長が同じかつ逆位相」と言うべきだね。
そもそも人を波に例える時の理想状態が定義されてないから、その定義から始めるのが良さそう
④サンドイッチ伯爵
語源に関する問題に対して、回答者が当然期待するのは「あー!だからその名前になってるんだ!」っていう納得感だ。
例えば、”新宿”という地名の由来は、
江戸時代、甲州街道において日本橋〜高井戸の間に宿場がなく、多くの旅人がこの距離を一日で移動することに不便を強いられていたため、”新しい宿場”を設置することにした。
だから”新宿”と呼ばれる。
という、納得感のあるものだ。これは”新宿”という単語の組み立てが説明されているから、「あっ!そうなんだ!」という気持ちになる。
一方で、サンドイッチ伯爵の場合は「サンドイッチ」という音の説明が何らなされていない。
サンドイッチという音に関しては、「そういう名前だからだ」というレベルの説明だ。
言うなれば「なぜ自動車のタイヤは4つなのか?」という疑問に対して「メーカーがそうやって作っているからだ」という回答をするのと同じで、原理や根底に踏み込んでおらず、極めて表層的な説明で終わらせているのに近い。
問題としてはよくないね。
⑤勝利の方程式
方程式とは、変数が特定の値を取る際に両辺が等しくなる等式な訳だけど、この場合、何を何に例えているの?
強いて言うなら、変数が選手かな?
イメージとしては、
(xに関する多項式)=勝利
みたいな感じで、右辺に勝利があって、xに特定の選手が入ったときに勝利と等しくなる、みたいな感じかな。
でも野球ってどう考えても色々なファクターで展開が作られているし、こんなモデルはどう考えても3流だよね。
というか、恐らくこのたとえで言いたいことは「一つ一つ勝利に近づいていく定番の流れ」みたいな意味だよね。
どこかの解説者が、「一つ一つ答えに近づいていくイメージ」から「方程式」という単語を連想したんだと思うんだけど、それは単にパターン化された解法の例えに過ぎず、”方程式”っていう表現は気持ち悪いよね。
決まった手順で解答できるようなパターン化された解法の典型例として方程式は正しくないよ。複雑化するとそんな単純なパターンで解けなくなるし。
だから、”パターン化された解法を着々とこなしていくもの”としてもっと適切な例えを探すべきじゃないかな。
マインスイーパとかどう?”勝利のマインスイーパ”。
⑥ラッセルのティーポット
一般に、「ない」を証明するのは困難このうえない。
例えば、太陽系の中を、他の惑星と一緒に回り続けているティーポットが存在するというトンデモナイ主張をする人がいたとして、彼の主張を覆すのは難しい。
ある瞬間の太陽系全体を、ものすごく小さなものまで完ぺきに写せる写真で撮影して、それをくまなくチェックしなければならない。これは不可能だ。
だから反証はできないけど、彼の主張は明らかにおかしい。
したがって、基本的に「ある」という主張と「ない」という主張が対立した場合、立証する責任を負うのは「ある」と主張する方だ。
これが、ラッセルのティーポットだ。
君の主張は「言った」で、僕の主張は「言ってない」だ。
ラッセルのティーポットの原則に照らして考えると、立証責任を負うのは君の方だから、証拠は君が提出するべきだね。
まとめ
以上、いかがだったでしょうか?
今日紹介した理屈を振り回せば、あっという間に面倒な人として認定されます。
友達を減らしたい方は、率先して使って下さいね!
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