人生の選択はいつも「面白いかどうか」で決めています。非日常クリエイターの堀元です。
突然ですが、皆さんは喋っていて「死ぬほどつまらない!」と感じることはありますか?
僕はよくあります。つまらないと思ったら人の話をテキトウに聞き流すモードに入ります。
今日のテーマは、「面白い話とは何か?」ということと「つまらない話をしてしまわないためのマインド」です。
面白い話とは何か?
そもそも、「面白い話」とは何なのでしょうか?
笑える話?へえ〜ってなる豆知識?失敗談?
僕の定義だと、「既存の価値観を破壊するような話」です。
僕が最近聞いた面白い話は、
YouTuberはもれなく為替相場に注目している。
広告費がドルで支払われて、事務所が日本円に換金して振り込んでくるので、振込タイミングの為替相場によって収入が激変する。
という話です。あんなに楽しそうなYoutuber達が円高でショックを受けていると考えるととてもほっこりしますね。
さて、上記の話を聞いてなぜ面白いと感じるのかというと、「Youtuber」と「為替相場」という、一見関係がない2つの要素が繋がったからです。
すなわち、既存の価値観を破壊・拡張するような話です。
そんな訳で、既存の価値観を破壊するような話こそが面白いのです。
その定義で言うと、一番面白くないのは”普通の話”です。既存の価値観そのものですからね。
普通の話、つまらない
だから、もう全然面白くないのが「企業は教育コストを使って新人教育をしているから、新卒はとりあえず就職しておくのが得」みたいな話です。その話10億回聞いたわ。
大学四年時、新卒フリーランスになることを決めていた僕に、会う大人はことごとく
って言い始めるもんだから、退屈過ぎて死ぬかと思いました。
僕はめちゃくちゃ悩んで結論を出しているから、あなたが指摘する程度の事実は重々承知しているのですが、どうも世の中の大人は普通の一般論を語りたくて仕方ないようです。
もうね、多くの人の話はこんなんばっかりなんですよ。つまんない!
いませんか?偉そうに持論を展開するくせに、その持論が完全な普通の話。
みたいなことを言う奴。何そのあらゆる自己啓発本に書いてありそうなこと。
普通の話はとにかくつまらないのです。
あともっと腹立たしいのは、「自分、まだ会社辞めてないんですけど、会社員ってクソだと思うんですよ。自主性に欠けるじゃないですか」みたいなやつ。帰れ。話も普通だしお前自身もその話に乗っかれてないじゃねえか。
面白い話をするためには?
で、じゃあ僕はどんな話が聞きたいのかと言えば、「君特有の経験から出た、君特有の話」です。
どんな人にも経験の特殊性ってあると思うんですよ。全く同じ人生を送った人なんていないからね。
それなのに、クソみたいな一般論を喋る人が多いのが悲しくてならないのです。君特有の話をしようよ。
偏差値をグッと上げて大学に合格した話みたいな、誰にでもあるような話は要らないんですよ。
それよりは、センター試験の会場の管理がユルユルで隣の賢そうな奴の答案を写したらゴミみたいな成績だったみたいな特殊な話が聞きたいんですよ。
ヒッチハイクで日本一周したみたいな、最近よく聞く話は要らないんですよ。
それよりは、何でも屋をしながら無銭旅行してたら、謎のニッチAVに出させられて、お歯黒の婆さんとセックスしたみたいな話が聞きたいんですよ。
なぜか皆、普通の話をしようとしますよね。どう考えても、自分だけの体験から身につけた自分だけの考察を話した方が面白いのに。
そうなってしまう理由としては、恐らく、「変なこと言って変人だと思われたくない」だと思うんですけど、これどうにかしたいですねえ。
昨日も書きましたけど、これから先は村八分になるのが強い時代です。
「面白くない」ということはマイナスになりますが、「変人である」ということはマイナスになりません。
絶対、思い切って面白い話をした方が良いに決まってるのです。
皆、頼むから面白い話しようぜ!
僕は引き続き、つまらない話撲滅運動を進めてまいります。皆も面白い話をしていきましょう。
講談社
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