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もしくは、僕についての情報を読む?
むだそくんについて

今、中学生に教えるべきたった一つのこと「分からないことは◯◯◯!」

エッセイ

こんにちは非日常クリエイターの堀元です。

最近、ものすごく主張したいことがあります。

むだそくん
ググれない若者多すぎない!?!?

ということです。訴えたい。とにかく声高に訴えたい。

 

ググれない若者達

先日、一緒に仕事をしている人とLINE上でこんなやりとりをしました。

堀元
Googleドライブでデータ共有してるから、gmailのアドレス送って!
Googleドライブって何ですか?
堀元
えーっと…、ファイルを共有するための便利なGoogleのサービスだよ!
gmailのアドレス持ってないんですけどどうしたら良いですか
堀元
あ、じゃあ取得してもらっていい?
どうやって取得したら良いんですか?
堀元
……(アドレス取得方法ページのURLを送る)

 

いや、あのね、会話ならまだいいですよ。喋ってる時には口で聞いた方が早いでしょう。

でも、何でLINEでやりとりしてる時に聴くの?

君は手にスマホを持ってるんだから、それでググったら良いんじゃない?

僕も文章で答えるのがめんどくさいですし、相手からしても、僕が慌てて書いた説明よりググって出てくる情報をしっかり読んだ方が分かりやすいに決まってる。

堀元
今、僕の時間も君の時間もムダになってるよ!!

と思いながら答えることになります。

 

さて、こういう人があまりにも多いので、最近原因を考えてみました。

で、冷静に考えたら、思い当たるフシがありまくりでした。

 

なぜググらないのか?

理由① 教わらないから

すごくシンプルな理由はこれじゃないかと思います。そういえば「ググって下さい」という教育を受けた記憶がない

「こういう時はググって下さい」という説明がないから、ググれないのでは。

頼むから義務教育課程で教えて欲しいですよね。

先生
分からないことは、大抵ググれば出てくるので、とりあえずググってみて下さい

と、言ってくれる先生がいれば大分違う気がします。

こう言ってくれないどころか、ほとんどの先生はむしろググるのを禁止したりしますよね。

 

理由② 学校の先生「ググるな!」

僕もはっきり覚えがありますが、中学生くらいの頃って

先生
分からないことは教科書で調べなさい。インターネットで調べるな!

みたいなこと言われましたよね。僕が中学生の頃は繰り返し繰り返し言われました。

もうホント、これ言うやつクビにしろよ。

当たり前ですけど、生徒が生きていかないといけない時代は、おじさん先生が生きてきた時代と違うんですよね。

だから、先生はそれを前提に「これからの社会で必要になる能力」を見極めて、それを伝えていく必要があるわけです。

で、「これからの社会で必要になる能力」の中に間違いなく「ググる力」は入ってます。

誰より早く必要な情報にアクセスし、玉石混交の情報の中から、正しいものを判断して、それに基づいて行動する。

どう考えてもこれを教える方が有意義なわけです。

「教科書をパラパラめくって答えを探す」なんて何のスキルも要らない仕事ですからね。あっという間に人工知能に取られる仕事だ。

 

「ググれ!」と言うことにしましょうよ、先生

繰り返しますが、僕は、先生の仕事は

先生
分からないことがあったらググって!

と、生徒に伝えることだと確信しています。

こういうこと言うと、

インターネットには危険性もあるだろ!間違った情報も多いし危険も多い!

みたいな批判を受けるんですけど、いやいやいや、「ググるな!」って伝えるのは何の解決にもなってないですからね。

 

「間違った情報」について

インターネットには確かに間違った情報も多いです。

では、「間違った情報が多いから中学生を遠ざける」というアプローチは正解でしょうか?

結論はまるで逆で、「間違った情報が多いからこそ、中学生のうちから使わせる」べきなのです。

 

だってそうでしょう。中学生のうちなら、いくらでも失敗できます。

 

(調べながら)なるほど!徳川家康が作ったのは鎌倉幕府か!

(課題提出後)

先生
おい、お前この宿題、どうやって調べた
え、ググりましたよ!
先生
そのサイト、ちゃんとしてた?出典とか書いてあった?
あー、そういえば見るからに怪しくて、出典とかも何も書いてなかったです
先生
そういう時はちゃんといくつかのサイトを当たって比較しろって言ってるだろ!出典もちゃんと確認しろ!
そうでした!!すみません!!

 

って、やっておくべきなんですよね。

大人になってから間違った情報に翻弄されないために、子供のうちにやらせておくべきなのです。

「ネットには間違った情報が多いからググらせない」というのは全くのトンチンカンな施策で、「ネットには間違った情報が多いからこそググる訓練をさせる」べきです。

 

ネットには危険がいっぱい

これも上と全く同じです。だから「危険だから使わせるな」という発想がおかしいんですって。

「ネットは危険だから使わせるな!」という発想の下で、危険から遠ざけるから、「危険である」ことを学べないんですよ。

「カッターナイフは怪我をするから」という理由でカッターを与えられなかったら、子供はどんどん刃物の扱いが下手になります。

結局、刃物の危険さが分からないまま大きくなるから、後で余計大怪我するんですよ。

 

 

危ないから近寄らせない教育の危険さ

結局のところ、ググれない若者って、本来必須なスキルなのに、

先生
ググるのやめろよ!

と洗脳されたせいで生まれてしまった犠牲者なんだろうな、と思います。

 

めちゃくちゃ有名な植松さんのTEDの名プレゼンにも、こんなフレーズがありました。

 

教育というものは、死に至らない失敗を、安全に経験させるためのものだったんです。

でもそれがすっかりおかしくなってしまったんです。

何故かと言うと、失敗をマイナスだと思っている大人がたくさんいたからなんです。

 

その通りだと思います。

危険から隔離させるのではなく、生きていくために役に立つことを与える教育をしようぜ。

 

だから、これを読んでる中高生の皆様、ググって下さい。

分からないことはどんどんググって下さい。何か知りたいことがある時も、学校の勉強で躓いたときも。

学校の先生のつまらない授業なんかより、ずっと面白い説明がYouTubeには転がっているかもしれません。

「不正確かもしれない」なんて恐れないで、ググってみたら素敵な世界が広がります。

僕は今、「シェアハウスの管理人」をしていますが、この仕事は、ググって手に入れました。

ひたすら「東京 シェアハウス」でググり、出てきた会社を調べました。そして、一番おもしろくて頭の柔らかそうな企業の方に自分を売り込みに行って、今の立場を得ました。

 

ググるだけでできることがいっぱいあります。

プログラミングを学びたい、法律を学びたい、起業したい、どんなことでも、ググってみれば取っ掛かりが見えてくるはずです。

何かをやりたい人にとって、「ググってみる」は強い武器になります。

「知りたいことはその瞬間にググる」を習慣にしてください。

くれぐれも、相手の時間をムダに奪う「ひたすら質問する人」にならないでください。

 

皆、ググってどうにかしてる

こないだ、twitterでこんなやり取りをしました。

 

僕ら3人は、皆好き勝手やりたいことをやりながら生きています。

そして、全員が「ググる」という武器をフル活用しています。

この強力な武器を、あなたもしっかり手に持ち続けて下さい。

 

「ググれない」という致命的なハンデを負った若者がこれ以上生まれないことを、切に願って。

 

author
Ken Horimoto
堀元 見

インターネットおもしろ雑文オジサンとして生計を立ててます。(性格が)悪そうなヤツはだいたい友達。

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