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むだそくんについて

「日曜日よりの使者」から学ぶ、人を傷つけないということ

エッセイ

こんにちは。非日常クリエイターの堀元です。

突然ですが皆さん、「日曜日よりの使者」という名曲をご存知ですかね?

ザ・ハイロウズの曲なんですけど、この曲には「ヒトを傷つけるってどういうことか」のメッセージが詰まっています。

今日はこの曲について。

 

適当な嘘をついて、その場を切り抜けて

 

僕が特に好きなフレーズが、この部分。

適当な嘘をついて その場を切り抜けて
誰一人 傷つけない 日曜日よりの使者

 

「適当な嘘をついて その場を切り抜ける」って普通、いい意味で使わないですよね?

 

むだそくん
あいつはもう…、いつも適当な嘘をついて、その場を切り抜けてるよな…

っていう場合、基本的には批判の目を向けているはずです。

 

ところが、この曲では、プラスの意味で使っています。

「適当な嘘をついて その場を切り抜け」れば、「誰一人傷つけない」ことができるんですって。

 

僕は、初めて聞いた時にすごく関心しました。その通りだと思います。

 

本気の言葉って、大なり小なり誰かを傷つけるんですよね。

 

 

本気の言葉は、誰かを傷つける

僕は、掛け値なしに本気の議論が好きです。命を削ってするような議論が好きです。

親しい友人と話す時、人生について語ることが多いです。

そしてそんな時、相手を傷つけることもあるし、僕が傷つくこともあります。

本気度が高ければ高い程、言葉は誰かに刺さってしまうのです。

 

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この記事は僕の「本気の言葉」が詰まってました。「安定志向を胸に抱いて、やりたいことやれないのって損だよ」という記事でした。

でも、この記事は結果として人を傷つけました。

じゃあ俺の暮らしがダメだって言うのかよ!お前視野狭すぎ!死ね!

というような反応をもらいました。

僕はこういう反応をもらうとやっぱり寂しいですが、「本気の言葉」である以上仕方ないとも思っています。

 

「適当な嘘」は誰にも刺さらない

一方、「適当な嘘」は人を傷つけないですよね。

僕は本気の議論も好きなのですが、適当な嘘も好きです。

100%嘘だとお互い分かっていながら、設定に乗っかって軽口を叩くのが好きです。

先日、銭湯に入る時に、こんな軽口を叩きました。

友人
おい、入れ墨が入ってると入浴禁止らしいぞ
堀元
マジで!?俺の背中の「昇り龍」は、ギリギリセーフだよね?
友人
俺の背中の「般若」はアウトかもしれない…
堀元
まあ入ってみて止められたら出ようぜ

 

こういう軽口って、誰も傷つかなくていいですよね。少しも疲れないし、厳しい毎日の中の癒やしになってくれる。

 

たまに「適当な嘘」に浸かるのも良いんだぜ

「日曜日よりの使者」は、曲が生まれたエピソードも有名です。

ハイロウズのボーカル、甲本ヒロトが自殺を考えていた時に、「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで」がテレビから流れてきて、大笑いして自殺を思いとどまった。

その時に書いたのが、日曜日よりの使者である。

というものです。

真偽は明らかではありませんが、いずれにせよ日曜日よりの使者のメッセージははっきりしています。

 

「本気の言葉」に疲れたら、たまに「適当な嘘」で癒やされてもいいんだよ

 

そんなメッセージが込められています。

自殺を考えていたヒロトが、ガキの使いやあらへんで(適当な嘘)に救われたように、時には適当な嘘の中で癒やされても良いはずです。

 

人生について考えすぎて、本気の言葉に疲れた時、あなたも適当な嘘を楽しみましょう。

それが、心のために良いことです。

僕は本気の言葉が好きですけど、疲れた時は適当な嘘に癒やされています。

 

「適当な嘘」っぽい記事

ちなみに、今回の内容を書くにあたって、僕のブログで一番適当な嘘っぽい記事は何かな?と探してみました。

これでした。

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びっくりするほど、なんの毒にも薬にもならない内容ですが、きっとこういうのが適当な嘘なのでしょう。

意識高いブログを巡回してる人とか、疲れてる人は是非ご覧ください。

 

 

author
Ken Horimoto
堀元 見

インターネットおもしろ雑文オジサンとして生計を立ててます。(性格が)悪そうなヤツはだいたい友達。

最近の主な収入源はnoteの有料マガジン『炎上するから有料で書く話』です。記事が面白かったら投げ銭がてら購読してください。

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