こんにちは。非日常クリエイターの堀元です。
僕は「遊びを作ること」を仕事にしているので、面白そうな新しい遊びにどんどん食いついています。
そんな中でも、今特にハマっているのが「ワードウルフ」というゲームです。先日、「ワードウルフが面白すぎる!」という記事も書きました。
で、このワードウルフなんですけど、「すぐAVの話になってしまう」という問題点があります。
今日はその問題について、書いてみます。
ワードウルフについて
ワードウルフは、ざっくり言えば、「一人だけ違うお題について喋ってる人を当てろ!」みたいなゲームです。
さて、このワードウルフ、極めて面白いゲームなのですが、先日、プレイ中にある事件が起こりました。
AVの話になってしまう
その時の多数のお題は「マッサージ」だったのですが、
という参加者の言葉から始まり、
という会話に繋がってしまいました。
その後、AVの話でひとしきり盛り上がってしまい、少数派を探すという本来のゲームの目的から逸脱してしまいました。
それだけで終わればよかったのですが、一度AVの話で盛り上がってしまうと、皆の脳裏にAVの残像が残るのです。
次のゲーム、多数派のお題が「プール」だったのですが、参加者の第一声は
でした。
そう、AVの楔が打ち込まれているので、もうAVの話をせずにはいられないのです。
さて、今回はこのAVの楔問題に切り込んでみようと思います。
今回の考察においては、AVの楔を避けるのが最も困難であると思われる「男だけのゲーム」という状況を想定します。
なぜAVの楔が生じるのか?
まずは、AVの楔が生じる原因についての考察から。
AVの楔が生まれる原因は、以下のワードウルフの特徴①②です。
ワードウルフの特徴①:「二人の会話」が多い
さて、このワードウルフはある程度の人数でやるゲームなのですが、ゲームの特徴上「二人の会話」が非常に多くなります。
というように、「誰かに探りを入れる」という会話が非常に多くなります。
ワードウルフの特徴②:会話が盛り上がらないことが多い
ワードウルフは、普通の会話に比べてかなり頭を使って会話します。
「どの情報を口にするべきか」とか「相手は自分と同じお題か」とかいったことを考えながらの会話になるので、ぶっちゃけ会話はあまり盛り上がりません。
加えて、特徴①で見たように、二人がメインになる会話なので、ワイワイガヤガヤの空気にはなりづらく、盛り上がってる感じとは無縁です。
仮説:参加者は、二人の会話を盛り上げたい
特徴①②から言えるように、ワードウルフでは、二人での会話で寂しい感じになってる時間が長いのでしょう。
そしてゲーム参加者も人間ですから、いかにゲーム内の会話とは言え
という心理状態になるのは当然と言えます。
そこで、重要になるのが「AVか人生の法則」です。
AVか人生の法則
「AVか人生の法則」という法則があります。
いや、ありますっていうか、僕が勝手に考えた言葉なんですけど、
男二人で話している時に盛り上がる話題は、人生の話(極めて高尚な話)かAVの話(極めて下等な話)のどちらかだという法則
です。
中間くらいの話(食べ物の話とか、趣味の話)はそんなに盛り上がりません。盛り上がる話は、両極端です。
そしてこの法則、名前を聞いたのは初めてでも、実は多くの人が実感しているはずです。
盛り上げたい参加者が頼るのは「人生かAVの法則」
「会話を盛り上げたい!」という参加者の気持ちと、深層心理にある「人生かAVの法則」が合体した時、AVの楔は生まれます。
盛り上がりを求めた結果、ついうっかり、AVの話をしてしまうのです。
以上、AVの楔が生じる原因を明らかにしました。
AVの楔への対策
続いて、対策を考えました。ワードウルフがAVの波に飲まれてしまわないように。
エロスを感じる単語を入れない
こちらはゲーム運営者側の問題ですが、事前にちょっとでも「エロスを感じるな」と思ったらその単語は抜きましょう。
正直、男は何でもAVの話に結びつけることができるので、完全に抜くのは難しいのでしょうが、それでも運営側が心がけるかどうかで結果は全く違います。
引き金となる単語さえなければ、AVの楔は打ち込まれにくいのです。
今回の例で言えば、「マッサージ」でAVの話をしてしまったから、その後もどんどんAVの話になったのです。
僕は頑張れば「鉄棒」からAVの話に持っていくこともできますが、さすがに前フリ無しでいきなりAVの話に持ち込むのは難しいです。
「マッサージ」さえ無ければ、どんどんAVの話になることも無かったでしょう。
「AVの話限定ワードウルフ」を作る
逆にもう、「AVの話しかしないワードウルフ」をやっちゃうという発想もありです。
お題も全部AVのシチュエーションとかオトナのおもちゃ的なものにして、ずっとAVの話をする。
ここで散々AVの話をしておけば、もう飽きてしまっているから、普段のワードウルフでAVの楔は生じないでしょう。
「少数派の言葉だけたまにエロい」というルールにする
一番現実的な解決策はこのルールかもしれません。
「少数派の言葉だけたまにエロい」という指定があれば、
とか言うと、
と疑われることになるので、おいそれとはAVの話ができなくなります。
ルール的に解決するとしたら、これが一番エレガントなのでしょう。
唯一の問題は、自分がよほど特殊な性癖であると自覚している人が、
と、謎の宣言を始める可能性があることです。
以上、ワードウルフにおけるAVの楔問題と、その解決についての分析でした。
意見がありましたら是非お聞かせ下さい。
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