こんにちは。非日常クリエイターの堀元です。
昔、「プリンシェイク飲み会」っていう画期的な企画をやったんですよ。缶の飲み物「プリンシェイク」だけを飲む飲み会です。
その飲み会が終わった後、普通にお酒をしっかり飲みまして、最終的に檻の中で目覚めたので、そのことについて書きます。
死因は、ウイスキー
写真左のたっけ(@takeee814 )さんが、帰り道で
と言いました。
この提案を聞いたとき、僕は
と思いました。
普段だったら僕は、「いや、そんなことしたら逆に帰れなくなりますよwww」的な返しをしそうなんですが、この日はそうしませんでした。
プリンシェイク飲み会という非日常体験を終えて妙にハイになっていたのでしょう。
と返事をして、飲みながら帰りました。
そしたらまあ、負ける負ける。
「一回負ける度にブラックニッカの小瓶(下写真)を空ける」というルールだったのですが、少なくとも複数回負けました(回数は記憶にない)
じゃんけんに負けたらまあそのノリで飲むんですけど、2本空けたらもうフラフラでした。
僕は、お酒を飲むと楽しくなっちゃうタイプなので、
みたいな感じで歩いていたようです。あんまり覚えてないけど。
で、歩いてる途中で急速に酒が回り、そこからは記憶が全くありません。
目が覚めると…
目覚めた時、僕は檻の中にいました。
泥酔明けですが、危機感が脳を一気に目覚めさせました。僕は一気に頭を回転させ始めます。
試しに出入り口に手をかけてみますが、開きません。ドラマで見るような鍵でガッチリと施錠されています。
前日の記憶を辿ります。何者か(おそらく、一緒に飲んでいた人たち)にタクシーに放り込まれた記憶がありました。
ここだけが思い出せる部分です。そこから先は一切覚えていません。
1分程で状況を整理した僕は、ここから推論を始めます。
推論
僕はそこそこ育ちが良い&お金や物に執着が無いので、どんなに泥酔していても、物を盗むことは(多分)ありません。
僕はもの作りが好きで、ものを作れる人を尊敬しています。イライラして人の車に当たったりも絶対にしないと思います。
一番ありそうなのはケンカでした。僕は普段はすごくチキンなので、暴力沙汰は絶対に嫌です。
が、前日は泥酔状態でしたから、気が大きくなって誰かとケンカしたのかもしれません。
しかし、ここで僕は自分の状態を確認します。
そう、床に直接寝ていたせいで身体は痛いのですが、怪我は全くありませんでした。
確認しましたが、服にも血はついてませんでした。(なぜかズボンの右膝が異常に汚れていたのを除けば、特に目立つ汚れはありませんでした)
誰かと争ったとは思えないので、ケンカではありません。
たった一つの真実
僕はこの時、シャーロック・ホームズの名言を思い出していました。
ほかのあらゆる可能性がダメだとなったら、どんなに起こりそうもないことでも残ったものが真実だ
僕はここまでの推論で、他の全ての可能性を消していました。唯一残ったものを真実だと考えるしか、ありません。
そう、有り得るのは痴漢なのです。
後押しの根拠
僕は、この時点で痴漢説を半ば確信していました。
というのも、元々僕は泥酔すると人に抱きつくクセがあるらしく、これまでにも何度か「あいつ抱きついて来てウザい」という報告がありました。
今までは知り合いにしか抱きついてなかったので問題にならなかったのですが、今回はその一線を越えてしまったのかもしれません。
僕は朝の数分の内に、完璧な推理を組み立てました。この頭の回転の速さを誇りに思います。
ということで、「痴漢で捕まった!」という完璧な結論を、噛みしめることとなりました。
反省、そして…
結論を出してからの数分間はすっかり「すみませんでした……」という反省ムードになりました。
反省をアピールするために、
と言う準備をしていました。
それどころか、檻の中で正座をしていました。
すると、おまわりさんが入ってきました。
僕は、すぐに準備していたカードを切ります。
真相
何のことはない、僕はタクシーに乗ったものの行き先が言えず、困ったタクシーの運転手が警察署に僕を置いていったらしいです。
さきほどまでの悩みが途端にバカバカしくなってきます。あの時間は何だったんだ一体。
檻ログは高評価
それにしても、お巡りさんの対応がとっても優しい。
アレ、彼は身内のおじさんなのかな?というくらい親切な対応と、優しい笑顔でした。
この後も親切に駅までの行き方とか、酔い過ぎないコツとかを話してくれました。
食べログみたいな感じで、「檻ログ」があったら、文句なしの満点をつけたい。
今回お邪魔したのは神保町の警察署でした!神保町の警察署は素晴らしい接客なので、皆さんも是非一度使ってみてはいかがでしょう?
深酒するなら神保町に限ります。神保町の檻に慣れちゃうと、もう他の檻には行けませんね!
残った謎
今朝、起きたら警察署内の拘置所みたいなところにいた。
「何かやらかして捕まったのか…」と絶望していたら、単に泥酔しすぎていたので保護してくれたらしい。よく分からないのは縁もゆかりもない神保町の警察署にいたことだ。
一体あの夜に何があったのか?謎を解きたくて仕方ない。— 堀元 見@あそびカタのプロ (@kenhori2) June 26, 2016
「痴漢じゃなかった」という真相は安心できたのですが、謎がいくつか残りました。
- なぜ、ズボンの右膝だけが異常に汚れていたのか?
- なぜ、神保町の方向に行ったのか?(僕の家は真逆の方向にあります)
- 0時くらいまで飲んでて、警察署に行ったのは2時(空白の2時間)
先程は思い切り推理を外した僕ですが、再び探偵モードに入ります。
皆の証言
唯一残っている手がかりは、一緒に飲んでいた皆様の証言。
とりあえず、聞き込みを始めました。
謎「なぜズボンの右膝だけが異常に汚れていたのか」が解決しました。
ということで、一つの謎が解けました。
と考えた僕は、たっけさんに更に質問します。
一緒に飲んでたのは皆ブロガーでした。どうやら、ブロガーは一通り楽しんだらもう興味を失う傾向にあるようです。
もうブロガーといるときに泥酔はしない、と強く心に刻んだ夜でした。
まとめ
- 神保町の警察署は素晴らしい(5つ星)
- ブロガーは泥酔者を置いていく(ひとでなし!)
- 知らない人に抱きついてたけど、痴漢にならなくてよかった…
以上、神保町の警察署で慌てた話でした。皆さんもブロガーと飲む時はお気をつけ下さい。泥酔していてもエンターテイメントとして消費され、おいていかれる可能性があります。
それにしても痴漢じゃなくてよかった!痴漢でだけは一生捕まりたくないですからね!!
世界を面白くしよう!