幸せをお金で買う5つの授業
人は幸せになる方法を自覚できず、買い物に失敗していることがよく分かる本。 「マイホームを買うことは人を幸せにしない」「2000万円の宇宙旅行を買うことは悪くない」といった話が、ちゃんとした統計的根拠に基づいて主張される。幸せになりたいなら読む価値あり。
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー
人生で読んだエッセイの中で一番良かった。アイルランド人の父親と、日本人の母親(著者)の間の息子が、イギリスの荒れた公立中学に行く話。人種差別や格差社会といった問題を煮詰めたような中学校で、息子は悩みながら懸命に進んでいく。その様子が尊くて泣ける
人間の性はなぜ奇妙に進化したのか
人間の性が進化の過程でどう作られたのかを考察した本。「なぜセックスは楽しいのか?」「なぜ夫は子育てを手伝わないのか?」などの疑問が学問的に解決して最高。あと、どぶろっくが「大きなイチモツをください」って言ってた理由も分かる。
ドーナツを穴だけ残して食べる方法
大学教授が「ドーナツを穴だけ残して食べる」という変なお題について本気で書いた文章がいっぱい載ってる本。一人で数十ページ使っているので、結構込み入った議論ができている。理屈っぽい人にオススメ。
鳥居-セーラー服の歌人~拾った新聞で字を覚えたホームレス少女の物語
鳥居という名前の歌人の壮絶な生い立ちに迫った本。読み物としてはちょっと面白かったけど、リアリティに欠ける気がした。