非日常クリエイターが超面白い経営者の阿笠博士と話してきた in DMM.make

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僕は「非日常クリエイター」という職業柄、面白い人を求めています。

一緒に面白い非日常を作れる人を常に探していて、面白そうな人にはすぐ会いに行きます。

やってみたいことやってみる協会の人とかね。

「やってみたいことやってみる協会」の代表と話したこと

2016.05.08

 

阿笠博士

で、本日はAさんと話して参りました。ご本人の意向でお名前は出せないのですが、おもちゃを作ったり、ロボットを作ったり、会社を経営したり、何かもうとにかく面白い人です。「面白いから」という理由で色んなことをやられています。

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イメージは「若い阿笠博士」です。なのでまあ阿笠博士と呼びましょう。

 

阿笠博士はモノ作りに携わる方らしく、DMM.makeを事業の本拠地としています。

 

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なので本日、阿笠博士に会うためにDMM.makeに行きました。色んな設備を見れたりして、非常に面白かったです。

ちなみに、「会いましょうか?」という話になったのは昨日の夕方です。そして今日の昼にはもう会っていました。

このスピード感がたまりません。自由に面白く生きてる人って、スピードがあるんですよね。僕もフリーランスとして、彼らに負けないように心がけています。

 

通された会議室

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「ここが会議室ね!」と言って通された部屋が、異常にカッコいい。

僕が「エヴァンゲリオンっぽいですね!」と言うと、阿笠博士は「皆そう言うよw」と返しました。普通のことを言ってしまったらしいです。

 

そして、ここで繰り広げられた会話がかなり凄かったので、対談形式で書き残しておきます。

 

 

僕は君に冷や汗をかいて欲しい

堀元「今日はお時間取っていただいてありがとうございます!」

博士「いえいえw面白い若い人を応援しないと。今どんどん面白いことやる人が減ってるからね」

堀元「ホントですね!能力ある学生はすぐ『意識高い系』に吸収されちゃって!」

博士「大人がいけないんだよね。大人が彼らに理論武装を求めるから、若者もそっちに流されて、全然面白いことを言わなくなってしまう」

堀元「そう思います」

 

博士「いきなりだけど、僕は君に冷や汗をかいて欲しい。失敗して欲しいんだ」

堀元「いきなりですねww」

博士「僕の年齢だと取り返しつかないけど、君なら取り返せるでしょ?今いくつ?」

堀元「今年で24になりました」

博士「30までなら失敗しても大丈夫だから、あと6年くらい大赤字だしたり大失敗した方がいいね。その方が面白いことをやる上で失敗する感覚が身につく」

 

で、君のゴールは何なの?

博士「で、君のゴールは何なの?何がやりたいの?」

堀元「すごく短くまとめると『遊び生産の面白さを広める』ということになります」

博士「ほう」

堀元「僕は結構暗い中学生で、デイリーポータルZが好きだったんですよ。ちょっとおかしな人達が変な遊びをする、っていう」

博士「うんうん」

堀元「でも読んでいる内に段々自分でもやりたくなってきて、たくさん変な遊びをやりました。で、やっている内に気づいたのが、変な遊びって生産の方が消費よりも面白いんですよね。デイリーポータルZみたいな媒体が好きなちょっとひねくれた人たちは消費にしか回ってなくて、それがもったいないなと」

博士「うん、多分それは正解だね。本質的に生産は面白い」

堀元「だから、生産の面白さに気づかせたいんですよ。遊びの生産体験を世間に配布したい」

 

生産させることの障壁

博士「その発想はすごく正しくて、生産は面白いんだけど、でも実際に世間に響かせるのは難しいね。」

堀元「そうだとは思います。消費させる方が簡単ですからね。だから商業的に成功するのは困難かもしれません」

博士「お、そこ分かってるんだね。そう、消費の方が楽だ。生産の面白さを重視するとデートの時に困るからね」

堀元「どういうことですかww?」

博士「一緒に作り上げる長くて面白い対話よりも、パッと聞いてパッと面白い話を女性は求めてるでしょ?それができない男はモテない」

堀元「確かにそうですね」

博士「日本人全体の傾向だけど、デイタイムの労働で彼らは疲れ切っていて『もう生産はしたくない』と考えている。仕事が生産的かどうかは問わず、ね」

堀元「そうですね。生産を娯楽と捉えられていないですからね」

博士「だから、彼らの娯楽はちょっと映画を見たり、ちょっとご飯を食べたりするだけだ。何かを作ろうと思わせることは困難だ」

堀元「でも日本も少しずつ変わっていますし、僕は変えていけると思っています」

博士「もちろんそうだね。ロールモデルは海外かもしれない。中国とかだと生産する男はモテる。モノづくりする人がモテるんだよ。ちなみに僕も海外ではモテた

 

モノづくり=モテる

堀元「そうなんですか?」

博士「そう。彼らがモテるのは、生産の必要性が身近に感じられるから。足りてないものが多いしね」

堀元「なるほど!生産のお陰で生活がよくなる実感があるんですね」

博士「うん。『生産できるの!?すごい!』ってなる。それは身近に生産があって、そのお陰で助かっているからだね。なんだかんだ言って日本は物に溢れているし、生産は外注している企業が多いからね」

堀元「だから、モテない?」

博士「そう。なんだかんだ言ってモテたいとかちやほやされたいっていうのは大きなモチベーションだから、生産させるには、生産を身近に感じられる状態を作らないといけない

 

「体験の生産」に関して

堀元「博士の仰ることは大変よく分かるんですけど、それはあくまでモノづくりの領域がメインだと思うんですよ。僕のやりたいことは「遊びの生産」であり「体験の生産」ですけど、そこはどうでしょう?」

博士「あ、そうだったね。ちょっと話逸れちゃった。でもフィールドは違うけど、やっぱり生産へのハードルが高いのは同じだよね」

堀元「そうなんですよね。本質的な問題は「生産が身近にない」っていう部分で、それはさっきのモノづくりの話と共通しています。ちょうど僕がムダ祭り会でやったイベントで、『1万回振る祭り』っていうイベントがあったんですけど、アレははっきりした形で消費→生産のシフトを目指したんですよ。YouTuberはよくコアラのマーチを一万回振ってましたけど、それを自分でやった人は少ないな、と思ったので」

博士「うん、でもそのシフトにこそハードルがあるんだよね。100万再生の動画だったとしても、自分がやろうと思う人は100人もいないでしょ」

堀元「そうなんですよ。生産こそが面白いのに、普通の人はやらない。だから生産の面白さを知ってもらうイベントをやりたいと思ったんです」

博士「うーん、分かるんだけど、それは商業的には難しそうだよね。やっぱり消費させる方が簡単だし、皆が求めているものだから。生産をしたいと考えさせるエネルギーを与えないといけない」

堀元「商業的にそれは厳しいなっていうのは僕も感じています。でも体験を提供していくのが21世紀の産業だと信じていますし、徐々に事業としても成立していくんじゃないのかな、と」

 

君のスキルは?

博士「君は結局どういう肩書きで暮らしていきたいの?スキルは?」

堀元「非日常クリエイターです」

博士「広いねーww」

堀元「世間的にスキルとして通用するものじゃない気はするんですけど、僕の中では今やってることは一貫して”非日常体験を作る”っていうことなんですよ。沖縄のコテージも、ムダ祭り会も、シェアハウスも。だから、スキルは非日常クリエイターです。面白いことはどんどんやってみたい」

博士「それはすごく気持ちが分かるんだ。僕もそうだったから。で、君にも色んなことに挑戦して欲しい。けど、スキルはもっと絞った方が良いよ」

堀元「確かに。いろんなことやってらっしゃる博士もそうお考えですか?」

博士「うん。僕はそこで苦労したから、老婆心的な警告なんだけど。例えばエンジニアとして第一線でバリバリやってましたっていう経歴があるなら、そのスキルで圧倒的な売り込み方ができるでしょ?」

堀元「間違いないですね」

博士「だから、スキルとして売れるような形で仕事をしていった方がいい」

堀元「でも僕の中ではそれは一応解決していて、『非日常を作る』というスキルを身に着けているんですよ。世間的には通りは悪くても、1つのスキルじゃないかと」

博士「言わんとすることは分かるけど、それでもやっぱり広すぎるね。スキルとしては、”皆がぼんやり『やりたい』と思っていることを企画に落としこむ”くらいまで絞って欲しくて、それのプロになるのなら企画段階にリソースを裂きまくって欲しい。そうじゃないと支援する側はかなり支援しづらいから。結局君は何のプロなの?って言われちゃう」

堀元「なるほど!確かにその通りですね!まあ僕は生意気にもやっていることを変えようとは思わないんですけど、僕という人間のスキルの見せ方・売り方としてははっきりさせようと思いました」

博士「うん。やっていることは変えなくて良いよ。君が小さくまとまると面白くないから。僕が苦労したポイントを忠告しただけ」

 

よし!新潟で事業やるか!?

博士「いずれにせよ。君はつまらないことを言い出さないで欲しいね。『マーケットを分析して歴史的背景を検討した結果、こうすれば儲かります』みたいなことを言い出したら僕はもう君と関わるのをやめる」

堀元「それだけはしないつもりですwwやっぱり博士同様に新しいことや面白いことを追い駆けたいですね」

博士「よし、新潟で事業やるか!?」

堀元「!?唐突ですねwww」

博士「実は新潟に今は使われてない工場があって、そこを使えるんだよね。一泊で、東京から人を呼んで、何かの非日常体験をしてもらうツアーとかできるんじゃない?」

堀元「めっちゃ面白いじゃないですか!?やりたいです!」

博士「君のことを面白がってくれて、そういうアイテムは色々出てくると思うよ。投資が受けられるかは別として。だから、上手く使って行きなさい」

 

 

もしかしたら新潟で事業をやるかもしれなくなった、ということで今回の対談記事を締めくくらせて頂きます。

面白い人と話しに行くの面白すぎ!

このブログの「変な人」カテゴリーを充実させていきたいな、と思った一日でした。

 

 

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